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中国、人工島防御用に長距離ミサイル500基配備を推進

登録:2016-12-26 22:53 修正:2016-12-27 05:55
海南島に長距離ミサイル“紅旗-26”など搬入 
2017年初、ウッディ島・スプラトリー人工島に配備予想
<フォックス ニュース>報道画面キャプチャー//ハンギョレ新聞社

 中国が領有権紛争水域である南シナ海の人工島と飛行場防御のために、500基に及ぶ長距離ミサイルの配備を推進していることが分かった。

 中国がパラセル諸島(中国名・西沙諸島)の人工島であるウッディ島(永興島)など3つの人工島と、そこの飛行場を防御するために長距離ミサイル“紅旗-26”(SA-21)をはじめ500余基のミサイルを海南島に搬入したと、米<フォックスニュース>が複数の米情報機関消息筋の発言を引用して24日(現地時間)報道した。消息筋は、諜報衛星の判読を通じてこのような結論を下し、ミサイルの正式配備は2017年初めに行われるだろうと見通した。有力な配備場所としては、ウッディ島やスプラトリー諸島(中国名・南沙諸島)の人工島が挙げられる。

 海南島に搬入されたミサイルは、短距離から中・長距離に達する多様な射程距離を持っているという。特に“紅旗-26”ミサイルは、ロシアの4世代ソフトウェアを搭載していて、最大402キロメートル離れた標的6個を同時に撃墜できる最新鋭長距離ミサイルだ。射程距離200キロメートルの中距離ミサイル“紅旗-9”、射程距離16キロメートルの短距離ミサイル“CSA-6b”も海南島に搬入されたことが分かった。

 中国は2月、ウッディ島に“HQ-9”ミサイル砲台を配備したが、スプラトリー諸島の7個の人工島にはまだミサイル砲台は配備されていなかった。

 今月初め、ドナルド・トランプ米大統領当選者が台湾の蔡英文総統と電話会談を行うなど、「一つの中国」原則を拒否する意向を表明した事に対し、中国が反発しており、南シナ海では軍事的緊張が高まっている。

ファン・グムビ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/776202.html 韓国語原文入力:2016-12-26 19:14
訳J.S(914字)

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