登録 : 2016.05.16 23:45 修正 : 2016.05.17 13:34

東シナ海と南シナ海における日米対中国の対立//ハンギョレ新聞社

東シナ海 
米インド海軍と海上自衛隊 
6月に沖縄近海で共同訓練 
中国の潜水艦進出を牽制するためとの分析も 
中日の領土紛争が再触発する可能性も 

南シナ海 
中国、様々な無人島を軍事要塞化 
米国、紛争海域への艦艇投入で対抗 
日本、フィリピンに空母を派遣 
インドネシアも潜水艦基地を推進

 東シナ海と南シナ海で米日と中国の対決構図が高まっている。米日は、他国との大規模な軍事協力に力を入れながら、対立を陣営構図に拡大しようとする動きさえ見せている。

 産経新聞は16日、日本政府関係者を引用し、6月中旬に日本の海上自衛隊が米国及びインド海軍と一緒に沖縄周辺海域でマラバール訓練を行うと明らかにした。 「マラバール訓練」は、1992年から始まった米国とインドとの共同軍事訓練だが、日本は今年から正式な参加国になった。日本の合流後の最初の訓練場所として日中の領土紛争が起きている尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺海域を選んだのだ。同紙は今回の訓練の意味について、「尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海で海洋進出を強める中国を牽制する狙いがある。米国からは原子力空母の参加も検討されている」と報じた。

 報道によると、今回の訓練に海上自衛隊はヘリコプター4機が同時に離着陸できる「ひゅうが」級の大型護衛艦(基準排水量1万3950トン)と対潜哨戒機のP3Cなどを投入する予定だ。大型護衛艦が派遣されるので、その中には当然「シーホーク」という対潜ヘリコプターSH60Kも搭載されている。また、インドが導入を検討している救難飛行艇のUS2も今回の訓練に姿を現す。今回の訓練に日本の哨戒戦力が集中的に投入されていることから、東シナ海から西太平洋に向けて頻繁な動きを見せている中国の潜水艦を牽制しようとする目的が含まれているものと見られる。

 今回の訓練は、東シナ海でようやく沈静化した日中の対立に微妙な波紋を呼ぶ見込みだ。日中は2010年9月、中国漁船と日本の海上保安庁の艦船が衝突した事件以降、尖閣諸島の領有権を巡って激しい対立を続けてきた。その後、2014年11月に「東シナ海で発生した緊張状態について双方に見解の差が存在する」ということを骨子とした「4つの項目」に合意し、関係改善の糸口をつかんだ。以来、両国は東シナ海で両国の軍事当局間のホットライン「海上連絡メカニズム」を作るための協議を進めている。対立を管理するための努力を傾けてきた中で、今回の軍事訓練がどのような影響を与えるかが注目される。

 日中関係をさらに悪化させているのは南シナ海問題だ。中国は2014年頃からフィリピンやベトナムなどと領有権紛争が起きている南シナ海のいくつかの無人島を要塞化する作業を進めている。関係国が中国を直接牽制できる軍事力を備えておらず、この対立はたちまち「航海の自由」をめぐる日米対中国の対立に発展することになった。

 米国は昨年10月以降、3回にわたり中国が自国の領土と主張する南シナ海の無人島から12海里以内で米軍艦艇を運航させる「航行の自由」作戦を実施した。日本も軽空母「いせ」をフィリピンのスービック湾とベトナムの軍事要衝であるカムラン湾に派遣するなど、この地域における軍事的な存在感を示している。

 これらの動きに対し、中国も艦艇と戦闘機を出動させるなど、対抗している。中国はまた、フィリピンがオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所に提起した南シナ海の領有権紛争に関する判決を控え、これまで40カ国以上の支持を確保したと、新華社通信など中国メディアが16日に報道するなど、外交戦にも力を入れている。

 このような流れの中で、読売新聞は16日、南シナ海問題で中立を守ってきたインドネシアが南シナ海のナトゥナ諸島に潜水艦基地の建設を推進するなど、軍備増強の動きを見せていると報じだ。現在、インドネシアの潜水艦は、2隻に過ぎないが、韓国で3隻を追加で調達するのに続いて、2024年には12隻以上を配備する計画だ。東南アジアの大国インドネシアが、南シナ海紛争の当事者に浮上することになれば、東南アジア情勢全般にかなりの波紋が予想される。

東京/キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-05-16 20:13

http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/744099.html訳H.J

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