登録 : 2016.04.08 21:44 修正 : 2016.04.09 07:09

南沙諸島で中国が建設を進める人工島//ハンギョレ新聞社

ホワイトハウス 「中国を刺激しないように」
軍指導部に関連言及の緘口令
太平洋司令部「攻勢的対応を」

 中国の南シナ海での人工島建設と軍事基地化の推進への対応をめぐり、米国内で、ホワイトハウスとこの地域を管轄する太平洋司令部との間に、対立が生じていたことが明らかになった。ホワイトハウスは、中国を刺激しない慎重な対応を求めたのに対し、太平洋司令部は攻勢的な対応を主張した。

 軍事専門誌「ネイビータイムズ」は6日(現地時間)、先月31日から2日間、米国ワシントンで開かれた核安全保障サミットを控え、ホワイトハウスのスーザン・ライス国家安保補佐官が軍指導部に南シナ海問題に対する緘口令を下したと報じた。ライス補佐官は先月18日、国家安全保障会議(NSC)を終えた後にこうした指示を出し、バラク・オバマ大統領と習近平・中国主席の首脳会談で「最大限の政治的な対応の余地」を与えるためだと明らかにした。ハリー・ハリス太平洋司令官をはじめ、軍指導部が中国の南シナ海領有権主張に対し、公に露骨な批判を行ってきたことを念頭に置いた口封じ措置と言える。ネイビータイムズは、この指示が国防部の士気の低下を招き、南シナ海問題に対する軍首脳部の発言を封鎖したと伝えた。

 今回の核安保首脳会議の期間だけではなく、普段でもホワイトハウスは、海軍の南シナ海関連声明などを事前に確認しており、中国が領有権を主張する南シナ海の島を近接パトロールする際には、ホワイトハウスの承認を受けるよう指示していた。昨年10月、米海軍駆逐艦ラッセン号が中国の南シナ海の人工島12海里(22キロメートル)の中に進入し、武力誇示を繰り広げた際も、「無害通行権」の条件に合わせて航海を行っていたことが明らかになった。無害通航権はすべての国の船舶に認められる通航権で、沿岸国の平和と安全を損なわずに、迅速な方法で領海を通過できる権利のことをいう。この際に、戦艦は防空網や射撃装置などをオフにしなければならず、「作戦」や「武力誇示」とは言い難い。

 これらのホワイトハウスの「低いレベルの対応」について、ハリス司令官をはじめとする軍は、南シナ海のパトロールを2倍以上に増やし、ヘリコプターの飛行訓練も実施する「真の航行の自由」作戦を実施すべきだと主張している。匿名希望の2人の官僚は、「米国の虚弱な対応が中国を大胆にし、日本やフィリピンのような米国の同盟の不安を高めている」として、不満を打ち明けた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-08 19:48

http://www.hani.co.kr/arti/international/america/738934.html訳H.J

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