登録 : 2016.04.08 23:46 修正 : 2016.04.09 06:49

北朝鮮労働党の金正恩第1書記が弾道ロケット先頭部(ミサイルの弾頭部分)の大気圏再突入の環境模擬試験を指導したと労働新聞が3月15日付で報じた。写真は金第1書記が弾道ロケットの先頭部と見られる物体をチェックしている様子=連合ニュース
 北朝鮮が最近、韓国の大統領府と米国のワシントンを攻撃する動画を流し戦争も辞さない威嚇を続けているが、中国の官営メディアは「北朝鮮には戦争する能力がない」とし、こうしたメッセージが「国内用」に過ぎないと分析した。

 中国共産党機関紙の人民日報海外版のソーシャルメディア「侠客島」は7日、「朝鮮(北朝鮮)は制裁に屈服しないだろう」という題のコラムで、最近北朝鮮が宣伝メディアを通じて韓米を打撃すると威嚇したことと関連して、「実際は“以強示弱”(強い表現でむしろ弱さを見せる)の表現」だとし「朝鮮は何度も自らの最も強力なもの(核実験など)を持ち出すが、戦争を始めるつもりは全くない。 威嚇の強度を高めて今後の交渉力を高めようとしているだけ」と解説した。 また同メディアは「このような強硬な態度で対外威嚇を高めれば、“反米”が国力の根源と見なされる朝鮮では、間もなく開かれる党大会を控えて人民の思想統一が可能になる。これは内部の団結力を高める手段」とも伝えた。

 北朝鮮国防委員会が今月3日の談話で「交渉準備が根本的解決策」として交渉に言及したことと関連して、「これについて制裁が怖くて朝鮮が屈服したと見るのは完全な誤解であり、極めて無責任な報道」とも指摘した。 「全文を読んでみれば強調点は対話と交渉ではなく、核問題の根源が韓米の軍事的威嚇にあるという点を絶えず強調している」ということだ。

 このメディアは北朝鮮が国際政治にとって重要な存在ではないとしながら、「力がとても小さな国に過ぎず、重要な国ではなく、地理的にカギになる位置にあることだけでカギになるわけではない」と説明した。 にもかかわらず状況を誤認し、自らの力量を過大評価する過ちを犯しているということだ。

 また「朝鮮は外部(外国)が提供する“保護”を信じない。米国が核の威嚇をしないということだけでなく、中国とロシアが政権と国家の安全を保証するという解決方案も信じない」とし、これが「核開発→制裁とそれによる落伍→米国または中露の安全約束→不信→核開発」という悪循環を呼び起こしていると分析した。 このことを「彼ら(北朝鮮)の安全は米国に奪われた。 孫悟空がいくら走り回ったところで仏様の掌の中」というのが同メディアの診断だ。 現在進行中の国連安全保障理事会決議2270号による対北朝鮮制裁については「各国が制裁を実行した時間はまだ短いが、少なくとも半年なり1年後には、朝鮮は制裁がもたらす巨大な問題を実感するだろう」と展望した。

 同メディアは「朝鮮半島では最も危険に見える時の戦争の可能性が比較的低く、各国の関係が良い時に不確実性がかえって増す」として、実際に戦争に飛び火する可能性は低いと見通した。 中国の立場と関連しては、国際規則を遵守しなければ北東アジア情勢をコントロールすることが困難で国際的な責任を負うこともできない▽人口2千万のシリアの混乱でもあの様にになるのに、人口8千万の朝鮮半島が混乱に陥れば中国も発展できない▽北朝鮮の経済・軍事・科学技術の水準と管理能力では、日本の原発放射能流出事故のようなことが発生しないとは断言できないなどの理由を挙げ、北朝鮮の核開発および保有に断固たる反対の立場を確認した。 このメディアは「核があれば政権の合法性を得ることができず、合法性を得ようとするなら核を放棄しなければならない」とも警告した。

北京/キム・ウェヒョン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-08 15:36
http://www.hani.co.kr/arti/international/china/738852.html 訳J.S(1574字)

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