中国の海洋進出という共通の課題に対処するため、日本とオーストラリアが事実上「準同盟」の協力関係を深めている。
外務省は23日、日本とオーストラリアの閣僚が22日、シドニーで外務・防衛閣僚会合(2+2会合)を開き、基本的価値と戦略的利益を共有する両国間の「特別な戦略的パートナーシップ」をさらに強化することに合意したと明らかにした。
今回の会合で最も目を引く決定は、自衛隊とオーストラリア軍が訓練などで両国を訪問する際に起こり得る法的な問題を処理するための「訪問部隊地位協定」(SOFA)の締結を急ぐことにしたことだ。両国はこれに先立ち、2010年2月に相互軍需支援協定(ACSA)、2012年5月に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を結んでいる。今回の協定が締結されれば、両国は今後、互いの国を訪問する共同演習をより積極的に進めることができるようになる。
両国の軍事協力を象徴するもう一つの懸案は、潜水艦の共同開発事業だ。現在オーストラリアが目をつけているのは、ステルス機能を誇る海上自衛隊の最新鋭潜水艦「そうりゅう」だ。 朝日新聞は「日豪連携のもう一つの柱が潜水艦だ。安倍首相は最高機密の潜水艦技術の供与もいとわない姿勢で、豪州の次期潜水艦共同開発に名乗りを上げた」と報じた。
両国が軍事協力を強化して牽制しようとする対象は中国だ。両国は同日の会議で、南シナ海で進められている中国の大規模な埋め立て作業に照準を合わせ、「威圧的で一方的な行動を強く反対する」と明らかにした。
韓国語原文入力: 2015-11-23 19:59