米国国務省領事局がホームページの地図に独島(トクト)を日本領として表記していたことが明らかになり、物議をかもしている。
ビザ・旅券業務などを担う米国務省領事局は、「韓国旅行情報」 に載せられた地図に東海を日本海と表記したことはもちろん、独島は表示すらしなかった。
その一方、「日本旅行情報」のページにある地図には、東海を日本海と表記し、独島に小さい点を打ち「リアンクール」(Liancourt)岩礁と表示した。色も日本の他の地名と同じ黒色で処理し、誰が見ても独島が日本の領土であると認識するようになっている。
ただし、韓国と日本を担当する主務部署である国務省アジア・太平洋局のホームページでは、韓国と日本の地図の両方にリアンクール岩礁と表記している。 リアンクール岩礁は、西洋船舶としては初めて独島を発見したフランスの捕鯨船リアンクール号の名を取って付けられヨーロッパに知らされた名称だ。
この旅行情報は昨年10月31日に更新されたもので、リアンクール岩礁の表記が韓国側旅行地図にあったが、更新する過程で削除されたのか、あるいは当初から無かったのかは確認されていない。
これに先立って、米中央情報局(CIA)も1月初めに「ワールド・ファクトブック」(国家情報報告書)韓国側地図からリアンクール岩礁の表記を削除し、マスコミの報道で問題になると直ちに復元した経緯がある。 中央情報局は当時、韓国外交当局にワールド・ファクトブックの修正過程で技術的なミスにより韓国側地図からリアンクール岩礁の表記が漏れたと釈明したことがある。