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バイデン、安倍との会談で 「緊密な韓・日関係 米国にとって重要」

登録:2013-12-04 21:32 修正:2014-09-05 19:50
安倍 "首脳間の率直な対話が必要" 応答
明日バイデンに会う朴大統領 外交宿題

ジョー・バイデン米国副大統領の東アジア歴訪が、韓-日関係改善の転換点になりうるだろうか?

 3日東京で開かれた安倍晋三 日本総理とバイデン副大統領間で行われた会談で、中国の防空識別区域設定など主要懸案の他に、断然話題に浮上したのは悪化の一途をたどる韓-日関係であった。

 バイデン副大統領は会談直後に行われた共同記者会見で、中国の防空識別区域指定に言及する中で「米国にとっても緊密な韓-日関係が重要だ。私たちの同盟国である日本および今後訪問することになる同盟国 韓国と(この問題を)緊密に協議している」と明らかにした。 安倍総理も会見場では直接言及しなかったが、会談中に「地域の平和と安定のためには日-韓、日-米-韓の関係が大変重要だ。 両国間に難しい問題もあるが、首脳同士が会って率直な対話をする必要がある。 大局的観点に立ち、日-韓関係の改善のために粘り強く努力して行きたい」と話したことが確認された。 バイデン副大統領もその席で「(首脳会談を実現させようとする)日本政府の努力を評価する」と応じた。 先月23日、中国が奇襲的に防空識別区域を設定したことを契機に、崩れた韓-日関係を回復し、韓-米-日3国共助を再度確認する必要があるということで米・日両国が意見の一致を見たわけだ。

 バイデン副大統領は6日、大統領府で朴槿恵(パク・クネ)大統領を表敬訪問した時に、何らかの方式であれ韓-日関係の回復が必要だと強調するものと見られる。 これに先立ち朴大統領は9月30日、同じ趣旨の要請をするチャック・ヘーゲル米国防長官に強硬な語調で「米国が日本に(反省する)行動をするよう圧迫しなければならない」と‘講義’をして、米国関係者たちを真っ青にさせたと<ニューヨーク タイムズ>が伝えた経緯がある。

 これは朴大統領に侮りがたい外交的宿題を抱えさせることだ。韓-米同盟の大きな枠組みを傷つけずに韓-日関係を一定部分回復し、その一方で韓・米・日3ヶ国が一致団結して中国を包囲する印象を与えてはならないためだ。 ‘朴槿恵外交’の本格的な試験台はまさに今からであるわけだ。

東京/キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/614048.html 韓国語原文入力:2013/12/04 21:08
訳J.S(1082字)

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