ジョン ケリー米国国務長官は3日 「北韓が非核化を決心し、そのために合理的な協議にはいるならば我々は再び対話する準備ができていて、北韓と不可侵協定(non-aggression agreement)を締結する準備もできている」と明らかにした。
ケリー国務長官はこの日、日本東京で開かれた米-日外交・国防長官連席会議の後の共同記者会見で「北韓が非核化に乗り出すならば、6者会談参加国は再び北韓と対話して平和的な関係を結ぶ準備ができていると考える。 我々は北韓の政権交替に介入しない」としてこのように話した。 彼は「北韓は国際規範から抜け出して行動する国」としながらも「北韓が韓半島非核化問題で交渉するという点を明確にするならば、米国は交渉をする準備ができているということを北韓は理解する必要がある」と話した。
ケリー長官の発言は、北韓が非核化に乗り出せば北韓の最も大きな憂慮事項である安保問題を米国が保障すると明らかにしたわけで、北韓-米国対話および6者会談の再開に非常に前向きな態度を見せたわけだ。 米国は最近、北韓の対話要求に対して非核化意志を言葉と行動で見せてこそ可能だという原則的な態度だけを明らかにしてきたが、今回は不可侵協定という相当高い水準の安全保障という具体的な代価を提示した。 米国は1994年ジュネーブ 北韓-米国基本合意と2000年10月北韓-米国共同コミュニケ、2005年9・19共同声明など既存合意では、核・在来式兵器で北韓を攻撃しないという消極的安全保障を約束したことがある。
今回の発言は、最近の北韓による対話攻勢と中国の6者会談再開要求に対する米国の公式的な反応と見える。 米国の外交首長が東北アジアを訪問した席で明らかにした内容は北韓にメッセージを伝えようとする意図と解説できる。
しかしケリー長官は「我々は譲歩と合意、破棄を繰り返して核プログラムが続く過去の交渉を繰り返しはしないだろう」と強調した。 彼は「去る数ヶ月間、中国は北韓が非核化の重要性を理解するよう導く上で大変重要な決定をしてきた主要パートナーになった。 米・日・中・ロと韓国は北韓が非核化を遵守するよう要求する点で団結している」と話した。
ワシントン/パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr