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"朴正熙の時も反体制人士を弾圧・拷問" ニューヨークタイムズ‘内乱罪捜査’批判報道

登録:2013-08-29 22:53 修正:2013-08-30 07:48
米国<ニューヨーク タイムズ>

 "朴正熙元大統領の時代、反体制人士は現在のイ・ソクキ議員と同種の疑惑で適切な裁判も受けずに拷問され、時には処刑された。" 米国<ニューヨーク タイムズ>が統合進歩党イ・ソクキ議員らに対する朴槿恵(パク・クネ)政府の内乱陰謀罪捜査を維新時代の政治的反対者らに対する弾圧と比較した。

 この新聞は28日(現地時間) ‘左派指導者、韓国政府転覆試図疑惑’というタイトルの記事で、統合進歩党に対する押収捜索を "非常に異例的な急襲" と表現した。 それと共に "国内政治に介入した疑惑ですでに衝撃を与えた有力な国家情報機関が再び韓国に政治的暴風を触発させた" と伝えた。 これに関して "朴槿恵(パク・クネ)大統領の保守政府が、国家情報院がかかわった(大統領選挙介入)スキャンダルから関心をそらすために魔女狩りに走っている" という韓国野党議員の主張を付け加えた。

 <ニューヨーク タイムズ>は特に韓国では内乱罪が軍部独裁時期に政治的反対者などを逮捕するためにたびたび使われたが、民主化以後には反対に全斗煥と盧泰愚という2人の元職大統領が光州(クァンジュ)で数百人を殺した疑いで内乱罪有罪を宣告されたと説明した。 続けて朴正熙前大統領を‘朴槿恵大統領の父親’と修飾した上で、1961年軍事クーデターで執権し18年間韓国を鉄拳統治したと紹介した。 それと共に朴元大統領の在任期間中に内乱罪が政治的反対者らを弾圧する目的で使われた状況を伝えた。 これと共に "国家情報院の前身である安全企画部は、韓国の独裁者が政治的反対者を親北者に追い詰める際に好んで使った道具(tool)" と説明した。

 イ・ソクキ議員らに対する捜査に反発している統合進歩党の主張も大きく扱った。 新聞は統合進歩党関係者たちが「政治的弾圧」というスローガンを叫んで押収捜索に抗議したと伝え、李正姫(イ・ジョンヒ)代表の声明書内容を引用した。 "前例のない危機に直面した大統領府と国家情報院が、21世紀の今、共産主義者魔女狩りを作り出している。 去る大統領選挙期間に野党候補支持者を親北として攻撃したように、大統領府と国家情報院は今、民主勢力を内乱罪という疑惑で窒息させている」と伝えた。

 <ニューヨーク タイムズ>は "朴槿恵大統領が、大統領選挙で当選する前にイ・ソクキ議員の理念が疑わしいとし、彼を国会から追放する国会投票を提案したこともある" と伝えた。 これと共にイ・ソクキ議員に対する説明も付け加えた。 イ・ソクキ議員は学生運動に参加し、国家保安法に違反した疑いで起訴された履歴があると紹介した。 また、彼ではない進歩人士が2012年に国会に入城して以来、韓国の一部保守陣営では彼らを従北または北韓盲従者と攻撃してきたと付け加えた。

チョン・ジョンユン記者 ggum@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/601499.html 韓国語原文入力:2013/08/29 22:31
訳J.S(1334字)

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