日本政府の誤った歴史認識を巡る葛藤で韓-日、中-日関係が疎遠になった中で、安倍晋三日本総理が日本の終戦記念日である今年8月15日には靖国神社に参拝しないだろうと<毎日新聞>が25日報道した。 しかし参拝を正当化してきた自身の見解を変えたわけではなく、参拝を‘ひとまず保留’したということとみられる。
<毎日新聞>は複数の日本政府関係者の話を引用し "安倍総理が終戦記念日に靖国神社に参拝しない意向を固めた" として "領土、歴史認識問題で悪化した韓国、中国との関係改善に取り組む方針で、両国とのあつれきがさらに拡大しないよう配慮することにした" と伝えた。
安倍総理は2006~2007年に総理として在任した時は靖国神社に参拝しなかった。 これについて昨年自民党総裁選挙直後 「国のために戦った人々に敬意と尊崇の心を持って冥福を祈るのは当然だ。 総理在任時に参拝できなかったことが痛恨の極みだ」と発言するなど、2次内閣では参拝に強い意欲を表わしてきた。
安倍総理が今年の終戦記念日に靖国神社に参拝しないことにしたのは参拝に対する見解を変えたためではないと見られる。 総理周辺関係者は「政権の先が短いなら別だが、3年間ある。思いを果たすときは来る」と<毎日新聞>に話した。 東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr