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北、エリート養成所 万景台革命学院 異例的公開

テコンドーの練習をしている万景台(マンギョンデ)革命学院学生たち。平壌(ピョンヤン)/APニューシス

北韓が13日、平壌のエリート養成学校である万景台(マンギョンデ)革命学院を日本マスコミに公開した。

 平壌に駐在記者を置いている日本の共同通信は、軍が運営して一般教科授業と共に軍事教育を実施し体制に忠誠を誓う軍と国家機関の幹部を養成する万景台革命学院を13日に取材したとしながら、北当局が外国報道機関の取材を受け入れたのは異例なことだと伝えた。

コンピュータ授業中の万景台革命学院の生徒たち。 平壌/APニューシス

 1947年に設立された万景台革命学院は、抗日闘争有功者の遺児のための教育機関として創設され、過去には万景台革命遺児学院と呼ばれた。共同通信は、今は北韓政府樹立後に殉職した軍人の子供なども通っていると話した。故キ金正日国防委員長も少年時代に一時期通い、現指導部では金正恩国防委員会第一委員長の叔父である張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長などがこの学校出身だ。

生物標本室に集まった万景台革命学院の生徒たち。 平壌/APニューシス

 この学校の幹部は、南側との南北当局会談に関する質問には、「うまくいきそうな希望を持ったが、(中断されたことは)残念だ」と話したと、共同通信は伝えた。

 共同通信は学校紹介で、現在は10代の男子生徒約1千人が在籍しており、敷地内には人工芝サッカー場と陸上競技用トラックが完備されており、数多くの学習用書籍も電子化されてコンピュータで閲覧することができ、この日は野外で約20人の学生が自動小銃の使用法を習っていたと付け加えた。この学校の幹部は「子供たちは最高司令官同志(金第一委員長)の下、団結して命令に服従する覚悟ができている」と説明した。

カン・テホ記者 kankan1@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/591850.html 韓国語原文入力:2013/06/14 18:11
訳M.S(898字)