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中国‘尖閣戦争’対備訓練 指針日本 "領空侵入時は信号弾を撃つ"

登録:2013-01-16 11:38 修正:2013-01-16 18:01
中国 総参謀部 "戦闘能力高めよ" ‘行政権行使 甘受’測量計画も
日本に‘紛争地域認定’圧迫 意図
相次ぐ強硬策に日本もするどく対抗

領有権紛争中の尖閣列島(中国名 釣魚島)を巡り、中国と日本がそれぞれ‘戦争対備 軍事訓練指針’と‘領空侵犯時 信号弾射撃対応策’を発表した。 両国が強硬カードを持ち出し互角に対抗する中で緊張は高まっている。

 中国人民解放軍総参謀部は「2013年全軍目標は戦闘能力を高め戦争で勝利する能力を備えること」 とし、戦争対備軍事訓練を重点的に実施するよう全軍に指示したと中国軍機関紙<開放軍報>が14日報道した。

尖閣列島(中国名 釣魚島)

 今回の指示には尖閣紛争で日本を圧迫しようとする意図が込められていると解釈される。 中国は習近平指導部就任以後、領有権紛争に関する攻勢を強化している。 現時点では中国と日本は共に戦争まで進む状況は望んでいないと専門家たちは分析している。 中国が‘戦争も辞さない’意まで明らかにし、日本を一貫して圧迫する最優先目標は日本を交渉のテーブルに引き出し尖閣列島が日本の固有領土ではなく紛争地域であることを認めさせることだ。

 だが、中国内では強くなった国力に対する自信を基盤に日本との戦争もできるという世論も広がっている。 強い民族主義指向の官営<環球時報>は15日‘30年の平和の後、戦争をどのように見るべきか’という社説で中国が戦争を辞さない時という主張を展開した。 新聞は「中国の浮上により相手の国々が力を合わせて中国抑制に乗り出し、戦争の境界で危険な‘ゲーム’を行っている」として、中国がここで退くならば戦略的損害をこうむることになると主張した。 併せて、外部の圧力が限界線を越えれば中国がためらうことなく軍事的反撃に出なければなければならないと促した。

 日本も強硬な対応策を相次いで出している。 小野寺五典 防衛相は15日 記者会見で 「中国航空機が尖閣のわが国領空を侵す場合、国際的基準に外れない対応を準備している」と話した。 <朝日新聞>は日本領空を侵した中国航空機が無線警告に従わない場合、対応措置として信号弾を発射するという方針を明らかにしたものと解釈した。 これに先立ち日本陸上自衛隊は13日、東京東南部に位置する習志野訓練場で‘敵に占領された島を奪還する訓練’を大々的に実施し、10日には中国の戦闘機など航空機10機と日本の戦闘機が尖閣列島周辺の日本の防空識別区域で対峙した。

 中国は今年、人民解放軍も参加させて尖閣列島などに対する測量を実施すると明らかにした。 中国国家基礎地理情報センターの李志剛主任は 「今年6月以後、釣魚島を含む領海内島嶼全体に対する測量を実施する方針」とし軍の地質測量部隊も共同参加すると14日明らかにした。 これは尖閣列島などに対して行政権を行使するという意志表示と見なされ、日本の反発と更なる摩擦を予告している。

北京/パク・ミンヒ特派員 minggu@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/569796.html 韓国語原文入力:2013/01/15 21:15
訳J.S(1362字)

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