日本と北韓がモンゴルのウランバートルで15日、2日間の日程で局長級会談を始めたと<共同通信>がこの日報道した。 両国局長級会談は2008年8月以後4年3ヶ月ぶりだ。 モンゴル政府の迎賓館で開かれた今回の会談に、日本からは杉山晋輔アジア・オセアニア局長、北韓からはソン・イルホ国交正常化交渉担当大使が参加したと<共同通信>は伝えた。 同通信は「日本政府は拉致問題が両国間の協議対象であることを明確にした後、問題解決の進展を模索する方針だ。 強い交渉権限を持つ局長級協議を交渉の公式的な基本枠に設定して、今後これを維持していく」と説明した。
だが、直ちに具体的な交渉につながる可能性はそれほど高くない。 何よりも日本が12月16日に総選挙も執り行うことによって、会談結果の履行に信頼を置きにくいからだ。 <共同通信>は日本側が拉致問題の再調査を北韓に繰り返し要求するとし、北韓の拉致可能性がある特定失踪者およびいわゆる‘帰国事業’過程で夫と共に北韓に渡った日本人妻の帰国問題なども議論されると見られると付け加えた。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr