米国とイスラエルによるイラン空爆により、ウォン・ドル相場は3日に26ウォン以上下落し、1ドルが1460円台中盤となった。市場金利も急騰し、年内最高値に迫っている。「安全資産」とされる金の価格は4%以上上昇している。
3日のソウル外国為替市場で、ウォン・ドル相場は日中取引の終値(午後3時30分)で前取引日より26.4ウォン安の1ドル=1466.1ウォンをつけた。この日中取引終値は先月6日(1469.5ウォン)以来、約1カ月ぶりの安値となった。下落幅は、米国の関税ショックがあった昨年4月7日(33.7ウォン)以降の約11カ月間で最大。この日、一時1467.8ウォンまでウォン安が進んだ。
主要6カ国の通貨に対するドルの価値を示すドルインデックスは前取引日に比べて1.01%上昇し、98.71となった。地政学的リスクによって不確実性が高まったことで、安全資産志向が強まった。この日、有価証券市場での外国人投資家の売り越しが5兆3000億ウォン(約5580億円)となったことも、ウォン安の一因となった。
市場金利はこの日、一斉に上昇した。この日のソウル債券市場で3年物国債の金利は前取引日に比べ13.9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)上昇し、年率3.180%で取引を終えた。今年に入ってからの最高値は年率3.267%(2月9日)。10年物の金利は年率3.594%で、14.8bp上昇。金利上昇は債券価格の下落を意味する。金融投資協会によると、この日、社債(無保証3年物、AA-ランク)の金利も年3.769%で13.1bpの大幅上昇となり、今年の最高値(3.787%、2月9日)に迫った。
一方、イラン情勢をにらみ、代表的な安全資産とされる金の現物価格は急騰。この日、韓国取引所によると、KRX金市場で国内の金相場(99.99_1キロゴールドバー)は前取引日に比べ4.14%上昇し、1グラム当たり24万9200ウォン(約2万6200円)で取引を終えた。金ETF(上場投資信託)の価格も上昇した。「ACE KRX金現物」は4.29%、「TIGER KRX金現物」は4.34%上昇。前日のニューヨーク商品取引所での4月引き渡し分の金先物の終値は、1オンス当たり5311.60ドルで、前日に比べ1.2%の上昇だった。