テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、韓国で人工知能(AI)チップ開発に参加する人材を募集するという内容の求人広告を、自身のX(旧ツイッター)アカウントにシェアした。マスク氏は投稿をシェアする際、太極旗(韓国の国旗)の絵文字をいくつも添えた。会社のAI戦略のために、韓国の半導体人材を直接採用する意向を示したということだ。
マスク氏は現地時間の16日、テスラ・コリアの求人広告を自分のXアカウントでリツイート(再投稿)した。この投稿で太極旗の絵文字を16個並べ、別の投稿には「もしあなたが韓国に住んでいて、半導体の設計や製造、ソフトウェア分野で働きたいなら、テスラに来てほしい」と書いた。
テスラ・コリアは15日に「AIチップエンジニア」を募集する求人広告をXに掲載した。テスラ・コリアは「世界最高水準の大量生産AIチップ開発に共に取り組む人材を求めている」と明らかにした。応募者は「自分が解決した最も難しい技術的問題3つ」を含む応募書類を提出しなければならない。
テスラが直接韓国の人材採用を強調した理由は、円滑な半導体供給のためだ。テスラは現在、サムスン電子や台湾のTSMCなどから必要な半導体チップを確保している。しかし、今後会社が推進しようとしている完全自動運転(FSD)や「オプティマス」などのヒューマノイド(人型ロボット)など、AI分野の事業を滞りなく進めるためには、より多くの半導体が必要であり、自社のサプライチェーンも整備しなければならない。
実際、マスク氏は先月28日のテスラの業績発表で「テスラのテラファブ(半導体生産施設)を建設する必要がある」とし、「(テラファブは)非常に大規模なメモリやパッケージングなどをすべて含む米国国内の生産施設になるだろう」と述べた。
一方、テスラは昨年、サムスン電子と165億ドル規模のA16チップの委託生産契約を締結した。さらに、サムスン電子の米テキサス州テイラー工場付近に滞在し、生産プロセスを確認すると述べたが、これは半導体に対する強い関心を裏付けるものといえる。