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韓国政府、レアアース供給網「脱中国、多角化」推進…「長期的には国内生産」

登録:2026-02-06 07:59 修正:2026-02-06 09:59
初のレアアース総合対策発表…「研究開発ファンド」も設立
キム・ジョングァン産業通商部長官(右から2番目)は5日、大邱広域市達成郡の成林先端産業玄風工場で、レアアース関連機関および企業の代表らが出席する中、『レアアース関連企業懇談会』を開催した=産業通商部提供//ハンギョレ新聞社

 電気自動車、半導体、防衛産業などの未来産業の重要素材であるレアアースの安定的なサプライチェーンを構築するために、韓国政府は民間企業との協力を強化することを決めた。

 産業通商部は5日、このような内容を骨子とする「レアアース供給網総合対策」を発表した。昨年12月末に発足した産業部資源安保室の第1号政策であり、政府レベルで発表される初のレアアース総合対策となる。産業部は昨年10月に「産業安保供給網タスクフォース(TF)」を設置してレアアースのサプライチェーンの総合対策を議論してきた。そして4日の「第3回資源安保協議会」でこの対策を審議、可決した。

 まず政府は、レアアースのサプライチェーンを事実上独占している中国との協力を強化し、短期的な供給リスクを管理する。現在、中国はレアアース採掘の60~70%、精錬・分離工程の85~90%、レアアース磁石市場のサプライチェーンの90%以上を占有している。これにともない、17種のレアアースすべてを国家資源安保特別法にもとづく最重要鉱物に指定するとともに、レアアース輸出入コード(HSKコード)を新設・細分化することで、需給分析の精度を高めることにした。

 供給元を多角化するために資源外交を強化するとともに、海外での資源開発プロジェクトを政府が直接支援して企業の投資リスクも分担する。今年の海外資源開発融資予算を昨年より285億ウォン増額して675億ウォン(約72億2000万円)に設定し、融資支援率も50%(昨年)から70%に引き上げる。過去の手抜き経営と人事問題で直接投資が禁止されていた鉱害鉱業公団については、徹底した組織刷新を前提に財政を拡充するとともに、海外資源開発の総括機能を与える方針だ。

 長期的には国内でもレアアースを生産できるよう、国内の生産施設への投資を支援するとともに、規制の合理化などで再資源化のエコシステムも活性化させる。また、レアアースの代替、削減、再資源化を含む研究開発(R&D)ロードマップの策定、産業技術革新ファンド内の「レアアース研究開発ファンド」の新設も推進する。

 キム・ジョングァン産業部長官は「韓国の競争力は産業資源安全保障にかかっており、安定したレアアース供給網の管理には民と官が緊密に協力しなければならない」として、「政府も揺るぎない政策意志でレアアース供給網の全過程にわたる基盤を構築するために政策力を集中し、対外環境の変化にも揺らぐことのない強固な産業構造を作り上げていく」と語った。

イ・ジェホ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1243500.html韓国語原文入力:2026-02-05 16:05
訳D.K

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