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アジア開発銀行、今年の韓国の成長率0.8%見通し…3カ月で半分に

登録:2025-07-24 06:32 修正:2025-07-24 08:45
京畿道平沢港に輸出用自動車が並んでいる/聯合ニュース

 アジア開発銀行(ADB)が今年の韓国の経済成長率を従来より半分ほど下げた0.8%と見通した。

 企画財政部によると、ADBは23日、「2025年7月アジア経済見通し」で、韓国の経済成長率を4月の見通し(1.5%)より0.7ポイント下げた0.8%と予想した。韓国銀行や韓国開発研究院(KDI)とともに最も低い数値で、国際通貨基金(IMF)と経済協力開発機構(OECD)など主要国際機関の見通し(1.0%)より低い数値だ。

 ADBは建設投資の減少、輸出鈍化、不動産市場の劣勢などにより韓国の成長が鈍化すると予想した。また、米国の関税引き上げおよび貿易不確実性によって輸出がさらに萎縮すると見通した。ただし、6月の大統領選挙を経て新政権が発足し、政治的な不確実性が解消されたうえ、拡張的な財政政策が指示され、下半期には内需が回復するとの見通しを示した。

 また、来年には韓国が1.6%の成長率を記録すると見た。従来の予測値より0.3ポイント下方修正したものだ。貿易の不確実性と関税引き上げの余波が継続して負担要因になると分析した。韓国の物価上昇率は今年と来年ともに1.9%との予測だ。

 ADBの見通しによると、アジア太平洋地域全体の成長率は4月より0.2ポイント下がった4.7%。来年の成長率は4.6%だ。米国の関税引き上げと世界の貿易の不確実性が輸出を萎縮させ、中東地域における対立など地政学的危機による海上運送の支障および原油価格の上昇などで、成長が鈍化すると分析した。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1209510.html韓国語原文入力:2025-07-23 19:07
訳H.J

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