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サムスン電子、外国人投資家の持ち株比率、3カ月ぶりに50%台回復

登録:2025-07-20 19:47 修正:2025-07-20 23:57
今月17日、ソウル市瑞草区のサムスン電子社屋の様子/聯合ニュース

 先週、外国人投資家がサムスン電子を大挙買い越し、サムスン電子の外国人の持ち株比率が再び50%を超えたと集計された。外国人の持ち株比率が50%超えたのは4月24日(50.00%)以後、約3カ月ぶりだ。

 20日の韓国取引所の情報データシステムを見ると、18日の外国人のサムスン電子保有率は50.08%だった。

 外国人投資家は先週、1兆4829億ウォン分(約1580億円)のサムスン電子株を買い越した。7月に入って18日までの買い越し規模は1兆8738億ウォン(約2000億円)と集計された。7月中に機関投資家らは1025億ウォン分を売り越し、その他の法人が5441億ウォン分を買い越した。

 外国人の積極的な買いによりサムスン電子の株価も大幅に上昇した。6月30日の5万9800ウォンから7月18日の終値は6万7100ウォンとなり、7月中の上昇率は12.2%と集計された。

 サムスン電子の株価上昇は、米国政府が15日にNVIDIAなどの企業に低仕様の人工知能(AI)半導体チップの中国向け輸出を再び許容し、サムスン電子もその恩恵を受けるという期待が広がったことが好材料として作用した。17日、最高裁がイ・ジェヨン会長の資本市場法違反などの容疑に対して無罪を確定した日には、株価が3.09%上昇した。

 KOSPI(韓国総合株価指数)の上昇を牽引してきたSKハイニックスは月曜日の7月14日、終値で30万ウォン突破の記録を立てたが、18日には26万9000ウォンに下落し一週間を終えた。SKハイニックスが強みを見せている高帯域幅メモリー(HBM)市場が来年から競争力激化で価格が下落傾向に入るとして、投資銀行ゴールドマンサックスが投資意見を「買い」から「中立」に下方修正した17日には8.95%急落した。

 7月に入って16日までSKハイニックス株4007億ウォン分を買い越し、消極的な買い越しにとどまった外国人投資家らは、17日に5635億ウォン分を売り越し、18日にも1349億ウォン分を売り越した。18日のSKハイニックスの外国人持ち株率は55.28%。

チョン・ナムグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1208885.html韓国語原文入力:2025-07-20 10:34
訳J.S

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