ウォン・ドル為替レートが13年ぶりに1300ウォンを突破した。米中央銀行が景気低迷の可能性を認め、対外依存度が高い韓国経済に対する憂慮が高まったと分析される。
23日、1ドルあたりウォン相場はソウル外国為替市場で前日より4.5ウォン安の1301.8ウォンで取り引きを終えた。15日に終値が1290ウォンを超えたのに続き、6取引日後には1300ウォンまで突破した。これはグローバル金融危機の影響が残っていた2009年7月13日(1315.0ウォン)以来のこと。この日の為替レートは1299.0ウォンで始まり、午前中に一時1302.8ウォンまで下がったが、当局が口頭介入に出て多少落ち着いたとみられる。昨夜、域外市場では1305ウォンを超えもした。KOSPIも28.49(1.22%)下落した2314.32で取引を終えた。
最近、為替レートは強いウォン安傾向を見せている。今月に入って3取引日を除くすべての取引日に前日より下がって締め切った。しかもそのうちの4取引日は10ウォン以上の下げ幅を記録した。最近欧州などで緊縮基調が強まり、ドルは小幅に弱まったにもかかわらず、韓国ウォンの価値は下落を続けている。チュ・ギョンホ副首相兼企画財政部長官はこの日、非常経済長官会議で「ウォン安にともなう市場不安などの否定的影響が最小化されるよう、必要に応じて市場安定努力を実施する」として「市場内の需給不均衡を緩和するための政策的努力も併行する計画」だと話した。