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韓国貿易協会「韓国、米国の中国貿易制裁で反射的利益を享受」

登録:2020-10-22 05:51 修正:2020-10-22 15:37
米国輸入市場シェアに関する報告書で 
2018~今年上半期の米市場での比重 
中国産4ポイント低下、韓国産は0.87ポイント上昇 
「韓国の対中国輸出減少も考慮すべき」
グラフィック=チャン・ウニョン、キム・スンミ//ハンギョレ新聞社

 米国政府の対中国貿易制裁が続く間、韓国が反射的利益を享受しているという研究結果が出た。ただし、韓国の対中国輸出が減った側面もあるため、米国の制裁が韓国の輸出に及ぼす影響は総合的に判断しなければならないと評価されている。

 韓国貿易協会傘下の国際貿易通商研究院が22日に発表した報告書「米国の対中国貿易制裁以降の米国内輸入市場シェアの変化と示唆点」によると、中国産製品に対する米国の関税率引き上げが本格的に行われた2018年以降、米国輸入市場における中国製品の割合は、2018年上半期の17.25%から今年上半期の13.21%へと4.04ポイント減少した。米国は2018年7月から4回にわたって、中国産輸入品に対し品目別に7~25%までさらに関税率を引き上げた。これは米国の平均関税率(製造業基準)3.1%より大幅に高い水準だ。

2020年上半期の米国国内輸入市場における国別シェアの変化//ハンギョレ新聞社 

 同期間、ベトナムや台湾、マレーシア、タイ、シンガポールなど、アジア諸国の米国輸入市場内でのシェアは1ポイント前後上昇した。韓国も同期間、3.07%から3.94%へと0.87ポイント上昇した。同報告書は「米国企業が貿易紛争の危険を回避するためサプライチェーンの多角化に乗り出したためだ。最近の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりと共に、サプライチェーンの多角化傾向は当分続くだろう」と見通した。ただし、ドイツや日本、インドの米国輸入市場シェアは0~1ポイントほど低下した。

 ただし、これを根拠に米国の対中国制裁が韓国輸出に肯定的な影響を及ぼしていると判断するのはまだ早い。韓国の輸出の多くは、中国に輸出された後、加工過程を経て米国に販売される原材料であるため、米国の制裁が韓国の対中国輸出に否定的な影響を及ぼす可能性もある。実際、2018年上半期と2020年上半期の対中国輸出額をみると、該当する期間の輸出減少率は22.4%だった。同期間、韓国の対米輸出は0.4%増えただけだ。

 同報告書を作成した国際貿易通商研究院のチョン・ヘソン首席研究員はハンギョレの電話インタビューで、「米国輸入市場で韓国産電子製品と自動車を中心にシェアが拡大した」とし、「米国の制裁が韓国の輸出に及ぼした効果を調べるためには、韓国の対中国輸出への波及効果などを調べる後続研究が必要だ」と述べた。

キム・ギョンラク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/966698.html韓国語原文入力:2020-10-21 19:50
訳H.J

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