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新型コロナに対し最も安全な国はドイツ…韓国は3位、日本は?

登録:2020-10-09 01:48 修正:2020-10-09 08:34
エコノミーインサイト_Economy insight 
香港の営利・非営利機関コンソーシアムDKG 
252の国と地域を評価

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して最も安全な国にドイツが選ばれた。香港の営利・非営利機関コンソーシアム「ディープ・ナレッジ・グループ(DKG)」が、252の国と地域を評価し最近発表したCOVID-19安全度順位報告書において、ドイツは762.64点を得て1位となった。ドイツはこれまでに9400人以上の死者を出しているが、現在、社会全体のCOVID-19対応態勢が最もよく整備されていると評価された。

 DKGは検疫効率▽政府効率▽監視と感知▽COVID-19に備える保健体制▽国の脆弱性▽緊急対応の6部門で、140以上の項目をもとに各地域のCOVID-19安全度を評価した。報告書を発表した研究者は、感染者や死亡者の数も問題だが、感染症に対応する政治的意志、防疫と封鎖に対する社会の受容度、中央行政と地方行政の協力、感知体系と医療システムなども重要だと述べた。

 ドイツは政府の効率性と共に、保健体制で特に優秀な評価を受けた。いち早くCOVID-19終息を宣言した島国ニュージーランドは、検疫効率性が高く2位となった。750.79点で3位となった韓国は、政府の効率性で比較的高い点数を得ており、一般保健システムに比べて緊急事態への対応能力が優れていると評価された。ドイツに比べて保健に対する点数は20点近く差をつけられている一方、緊急対応に対する点数は10点以上高かった。

 スイスと日本がわずかの差で4位と5位につけた。スイスは6月に同じ評価において1位となっているが、評価資料と方法が変わったことで4位に下がった。COVID-19の発源地として指弾を受けてきた中国は7位となった。比較的早い段階で都市全体を封鎖するなどの強力な措置を取ったことで、緊急対応部門で他国より圧倒的に高い評価を受けた。防疫モデル国と評価されていた台湾は15位に止まった。

 国別評価で常に上位を占めていた北欧諸国は相対的に振るわなかった。アイスランド(14位)、ノルウェー(16位)、フィンランド(19位)が20位以内。集団免疫で物議を醸したスウェーデンは、監視と感知部門で特に低い評価を受け、49位にとどまった。死者が最も多く発生している米国は55位、フランスがそれより1つ上の54位となった。

パク・チュンオン副編集長 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/964722.html?_fr=dable韓国語原文入力:2020-10-07 08:59
訳D.K

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