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卒業後、未就職の若者166万人…40万人は「ただ時間をつぶす」

登録:2020-07-23 02:08 修正:2020-07-23 07:20
2007年の統計開始以来最多 
コロナで採用市場萎縮
統計庁雇用統計課のチョン・ドンウク課長が22日午前、政府世宗庁舎で、2020年5月の経済活動人口調査・青年層付加調査の結果を発表している//ハンギョレ新聞社

 学校を卒業したり退学した後に、職につけなかったり、他の理由により働いていない若者層(15~29歳)は166万人に達し、このうち40万人は何もしていないことが分かった。

 統計庁が22日に発表した「2020年5月の経済活動人口調査・若者層付加調査の結果」によると、今年5月現在、最終学歴を卒業または中退で終えた若者478万7000人のうち、未就業者は166万人(35%)で、昨年同月より12万人増えた。統計作成を開始した2007年以降、最多だ。

 未就業期間は、1年未満が57.5%で昨年より1.6%増え、1年~2年未満は16.9%で1.3%減った。2年~3年未満の未就業青年の割合(8.8%)も0.3ポイント減少し、3年以上の長期未就業青年(16.8%)も0.1ポイント減少した。

 未就業者の主な活動は、「職業教育・就職試験準備」が63万人(38%)で最も多かった。「ただ時間をつぶす」が39万7000人(23.9%)と2番目に多く、次いで「求職活動」が23万6000人(14.2%)、「育児・家事」が15万8000人(9.5%)の順だった。

 職業教育・就職試験準備の割合は昨年より0.8ポイント減少し、「ただ時間をつぶす」は2.3ポイント増えた。統計庁は、今年はコロナ禍により採用試験などが延期されたことで、何もしていない若者層の割合が増えたものと見ている。

 最終学歴の卒業者と中退者のうち、就業者は312万7000人で、昨年より16万8000人減少した。産業別では、事業・個人・公共サービス業(41%)、卸売・小売・飲食・宿泊業(25.2%)、製造業(16.1%)への就業の割合が高かった。

イ・ギョンミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/954716.html韓国語原文入力:2020-07-22 15:04
訳D.K

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