本文に移動
全体  > 経済

サムスン電子、感度を2倍に高めた1億800万画素のモバイル・イメージセンサー発売

登録:2020-02-12 21:14 修正:2020-02-13 08:36
「ギャラクシーS20ウルトラ」に搭載
サムスン電子のアイソセルブライトHM1=サムスン電子提供//ハンギョレ新聞社

 サムスン電子が「ノナセル」(Nonacell)技術を適用し既存のカメラより感度を最大2倍改善したモバイル・イメージセンサー「アイソセルブライトHM1」を発売した。このイメージセンサーは、11日(現地時間)米国で初めて公開されたサムスン電子の「ギャラクシーS20ウルトラ」に搭載された。イメージセンサーは、カメラに入ってきた光を電気的デジタル信号に変換する半導体だ。

 サムスン電子のアイソセルブライトHM1は、0.8μm(1mm=1000μm)大のピクセル1億800万個を1.33分の1インチに実現した製品で、ノナセル機能が搭載されたのが特徴だ。ノナセルは、隣接するピクセル9個を大きな1個のピクセルのように動作させる技術で、カメラの感度を高める。感度とは、イメージセンサーが光に反応する度合であり、感度が高いほど暗所でも明るい写真を撮ることができる。“ノナ”はギリシャ語で数字の9を意味する。

 サムスン電子は、このイメージセンサーにピクセル間分離膜を作る特許技術「アイソセルプラス」を適用した。ノナセル技術が具現化され、隣接ピクセル間の干渉や光の損失が発生する可能性があるが、それを防ぐことができる。

 来月発売されるギャラクシーS20ウルトラには1億800万画素のカメラが搭載され、最大100倍のズームが可能だ。

ソン・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/927979.html韓国語原文入力:2020-02-12 17:05
訳J.S

関連記事