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サムスン電子、縦折り式「クラムシェル・フォルダブルフォン」公開

登録:2019-10-31 02:34 修正:2019-10-31 08:49
サムスン開発者カンファレンスで披露 
商用化の日程など詳細は未公開
29日(現地時間)、米カリフォルニア州サンノゼで開かれたサムスン開発者カンファレンス。同社無線事業部フレームワーク開発グループのチョン・ヘスン常務がサムスン電子の新しいフォルダブル・スマートフォンのフォームファクタを紹介している=サムスン電子ニュースルーム//ハンギョレ新聞社

 横折り式の「ギャラクシーフォールド」を発売したサムスン電子が、今度は縦折り式の「フォームファクタ(製品形態)」のイメージを公開した。

 サムスン電子は29日(現地時間)、米国カリフォルニア州サンノゼ・コンベンションセンターで開かれたサムスン開発者カンファレンスにおいて、縦折り式のフォルダブルフォンを紹介した。9月に発売されたギャラクシーフォールドは本のように横に折れるが、同日公開されたフォルダブルフォンのイメージは、かつての「二つ折り携帯電話」のように縦に折れる。フォルダーフォンは内側の下部がボタンだったが、フォルダブルフォンは内側の全体が画面で構成される。貝のように開閉することから、業界では「クラムシェル(clamshell=貝殻)」と呼ばれる。

 この日の基調演説に臨んだサムスン電子無線事業部フレームワーク開発グループのチョン・ヘスン常務は、「ギャラクシーフォールドは始まりにすぎない。われわれが実験しているこのフォームファクタはポケットにぴったり収まるだけでなく、写真や動画を撮るときはもちろん、携帯電話の使い方自体を変えるだろう」と述べた。サムスン電子は、新しいフォームファクタを適用する製品の発売時期など、具体的な内容は明らかにしなかった。

 サムスン電子が中に折りたたむ「インフォールディング」フォルダブルフォン「ギャラクシーフォールド」で新しい市場を開いたのに続き、来月15日にはHUAWEI(ファーウェイ)が「アウトフォールディング」のメイトXを発売するなど、新製品が続々登場し、フォルダブルフォン市場は拡大が本格化するものと見られる。KB証券アナリストのイ・チャンミン氏は「全世界のフォルダブルフォン出荷量は今年50万台、2020年には500万台、2023年には3500万台に拡大し、年平均で190%成長するものと予想される。この中でサムスン電子のフォルダブルフォン出荷量は今年40万台から2020年には400万台、2021年には1000万台になると予想され、主導権を確保する見通し」と述べた。

ソン・ギョンファ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/915168.html韓国語原文入力:2019-10-30 16:50
訳D.K

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