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昨年、新生児の5.5%が多文化家庭の子女…10年で2.6%増加

登録:2019-11-07 03:27 修正:2019-11-08 18:32
統計庁2018年多文化人口動態統計 
昨年、多文化家庭の子ども1万8千人出生…新生児の5.5% 
国際結婚も2万3773件…前年比8.5%増加
国際結婚件数および全婚姻に占める国際結婚の割合の推移=統計庁提供//ハンギョレ新聞社

 6日に統計庁が発表した「2018年多文化人口動態統計」によると、昨年の国際結婚は2万3773件で前年に比べ8.5%(1856件)増加した。全婚姻数に占める国際結婚の割合は9.2%で、前年より0.9%ポイント増加した。国際結婚は、統計作成を開始した2008年には11.2%で、その後減少し、2015年に7.4%を記録して以降、再び増加傾向にある。

 国際結婚類型の内訳では、外国人の妻と結婚した割合が67%で最も多く、前年(65%)より2%の増加。外国人の夫と結婚した割合は18.4%で、前年より1.2%減少した。韓国に帰化した配偶者と結婚したケースは14.6%で1%ポイント減少した。

 外国人および帰化者の妻の出身国籍はベトナムが30%で最も多く、中国(21.6%)、タイ(6.6%)と続く。前年と比べ、ベトナムとタイの割合はそれぞれ2.3%ポイント、1.9%ポイント増加し、中国は3.4%ポイント減少した。

 国際結婚をした夫の年齢を見ると45歳以上が26.9%で最も多く、35~39歳(19.6%)、30~34歳(19.3%)、40~44歳(17.8%)と続く。国際結婚をした妻の年齢を見ると25~29歳が27.6%で最も多く、続いて30~34歳(22.3%)、20~24歳(18%)の順だった。国際結婚をした夫の平均初婚年齢は36.4歳、妻は28.3歳で、平均再婚年齢は夫47.8歳、妻38.5歳だった。

 国際結婚では夫の方が年上のケースが78.2%と最も多く、夫が10歳以上年上の夫婦は40.9%と前年比で1.4%ポイント増えた。

 昨年の国際結婚夫婦の離婚件数は1万254件と、前年比で0.5%減少した。離婚件数全体に占める国際結婚夫婦の離婚件数の割合は2011年の12.6%が最も高く、その後は減少し続け昨年は9.4%だった。

 離婚した国際結婚夫婦の平均結婚生活期間は8.3年で、10年前の2008年(3.7年)より4.6年増加した。離婚夫婦全体の平均結婚生活期間15.5年に比べると半分をかろうじて超える水準だ。

 昨年、国際結婚夫婦の間に生まれた子どもは1万8079人で、前年比で2%減少した。昨年の全体の出生児数が前年より8.7%減少したのに比べ、減少幅が小さかった。出生児総数に占める多文化新生児の割合は5.5%で、2008年(2.9%)より2.6%ポイント増えた。

イ・ギョンミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/915987.html韓国語原文入力:2019-11-06 12:00
訳D.K

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