日本製消費財に対する不買運動が続く中、10年以上にわたって不動の1位を占めていた日本産ビールの輸入順位がベスト10圏外に追いやられた。
16日の関税庁輸出入貿易統計システムによると、先月の日本産ビールの輸入額は22万3千ドルで、国別輸入額順位で13位だった。日本の貿易制裁に対抗した日本製消費財不買運動が始まった7月の輸入額順位が3位に落ちたのに続き、1カ月で順位が10位も急落した。日本産ビールは2009年1月以降、ビール輸入額で1位を逃したことがなかった。
日本産ビールが停滞している間に中国産ビールが輸入額462万1千ドルで1位を占めた。青島、ハルビンなどのブランドが人気を集めたためだ。続いてオランダ(430万2千ドル)、ベルギー(377万ドル)、米国(346万9千ドル)の順で輸入額が多かった。5~9位にはそれぞれポーランド、ドイツ、アイルランド、デンマーク、チェコが入った。
日本より前順位の10~12位を獲得した国は、フランス(29万7千ドル)、メキシコ(25万5千ドル)、香港(24万4千ドル)などだった。ビールブランドさえ耳慣れない国に押されることになったわけだ。先月の日本ビール輸入額(22万3千ドル)は、昨年同月(756万6千ドル)の3%にも及ばない水準だ。輸入額ではなく輸入重量基準でみると、日本(245.2トン)の順位は15位と、さらに下がった。
先月のビールの全輸入額は2416万1千ドルで、前月2827万4千ドルより14.5%減と集計されている。