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“裁判中”のイ・ジェヨン副会長も平壌行き?…大統領府、4大グループに同行提案

登録:2018-09-13 23:14 修正:2018-09-14 07:00
南北首脳会談に経済使節団の同行を要請
7月9日、インドを国賓訪問中の文在寅大統領が、インドのウッタル・プラデーシュ州ノイダのサムスン電子第2工場竣工式に参加して、携帯電話の生産ラインを見た後、同社のイ・ジェヨン副会長と握手している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 18~20日、北朝鮮の平壌で開かれる3回目の南北首脳会談に、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長と、現代自動車のチョン・ウィソン副会長、チェ・テウォンSK会長、ク・グァンモLG会長からなる4大グループ総帥と4大経済団体長が経済使節団として同行することが分かった。

 大統領府はまだ公式発表をしていないが、一部の企業は大統領府から同行要請を受けた事実を認めるなど、訪朝を既定事実化した。ただし、国政壟断事件と関連して1・2審で有罪判決を受け、現在3審裁判が進行中のイ・ジェヨン副会長の訪朝と関連して、サムスン電子側は「確認できない」と明らかにした。

 大統領府関係者は13日、記者団と会い、サムスン電子のイ・ジェヨン副会長、現代自動車のチョン・ウィソン副会長、チェ・テウォンSK会長、ク・グァンモLG会長が特別随行員として含まれたというマスコミ報道に対して「当該企業に招請したことは事実」としつつも「特定の人が明記されたことは、今後見守らなければならない」と話した。彼は「当該企業からどの方が行くかは、その企業が決めることで未定」と付け加えた。

 一部の企業は大統領府の訪朝招請事実を認めた。現代自動車側は「訪朝要請を受けたが、まだ検討中」と話した。大統領府は、現代自動車側にチョン・ウィソン副会長など特定人を名指しせずに包括的参加を要請したという。LG側も「大統領府の訪朝要請を受けたことは事実のようだ」と答えた。LGは、ク・グァンモ会長が直接北朝鮮を訪問する方向で議論しているという。SK側は「はっきり分からない」という立場だが、大統領府側とチェ会長の訪朝について議論しているという。

 サムスン側は「大統領府の訪朝要請事実についてはよく分からない」と明らかにした。イ副会長の場合、実刑を宣告され現在も裁判中なので、南北首脳会談という公式行事の特別随行員として行くには不適切という批判的視線が提起されることを意識していると見られる。

 これに先立って、2000年7月と2007年10月に開かれた南北首脳会談の時は、企業のうち裁判中や社会的物議をかもした場合にはほとんど随行員に含まれなかったが、秘密資金問題で1・2審で有罪が宣告された現代自動車のチョン・モング会長は2007年首脳会談で例外的に含まれた。

 2007年の南北首脳会談の時は、ク・ボンムLG会長、ユン・ジョンヨン・サムスン電子副会長、チョン・モング現代自動車会長、チェ・テウォンSK会長、キム・ギムン開城(ケソン)工業団地入居企業協議会会長、イ・グテク・ポスコ会長、ヒョン・ジョンウン現代グループ会長など17人が随行し、2000年にはキム・ジェチョル韓国貿易協会会長、ソン・ビョンド全国経済人連合会常勤副会長、イ・ウォンホ中小企業協同組合中央会常勤副会長、チョン・モンホン現代峨山理事、ユン・ジョンヨン・サムスン電子副会長、ク・ボンムLG会長、ソン・ギルスンSK会長の7人が随行した。

チェ・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/861918.html韓国語原文入力:2018-09-13 21:13
訳J.S

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