登録 : 2017.08.31 23:05 修正 : 2017.09.01 08:33

韓銀、15カ月連続で基準金利1.25%維持 
イ・ジュヨル総裁「7月以後に大きな状況変化」 
年内は金利凍結基調、持続の見通し

韓国銀行基準金利推移//ハンギョレ新聞社
 「まだ時でない」
 韓国銀行は31日、イ・ジュヨル総裁主宰で金融通貨委員会会議を開き、年1.25%の現行基準金利を維持することを全員一致で決めた。昨年6月に金利を0.25%引き下げて以後、14カ月連続で「金利凍結」基調が続いている。

 凍結決定が有力だったため、この日の金融統委に寄せられた関心は「8・2不動産対策」が施行され北朝鮮核リスクに火が点いた以後、韓銀が国内景気をどのように診断しているかにあった。これに対して韓銀は、通貨政策決定文で「7月に展望した成長経路と概して符合すると予想する」という字句を入れはしたが、今月初めに急拡大した北朝鮮核リスクに内在した景気下方圧力に対する憂慮も隠さなかった。

 イ総裁は、金融通貨委の後に開いた記者懇談会で「7月以後、大きな状況変化があった。肯定的要因としてはやや強まった世界景気の回復傾向と追加補正予算の執行が挙げられる。だが、北朝鮮核という大きな下方リスクが台頭しており、さらに強まっている」と明らかにした。彼は「北朝鮮核リスクはあまりにも敏感で複雑な問題であり、(景気を展望する際に)非常に重要なファクター(要因)であり、現在そのファクターを経済展望数値に織り込んで反映させることはきわめて難しい」と付け加えた。北朝鮮核リスクは、どこに火の粉が飛び散るかも分からないというその属性ゆえに、リスクの“大きさ”を数値化することができないが、景気回復に大きな障害物になるという点は否定しなかった。THAAD(高高度防衛ミサイル)の配備をめぐる韓中軋轢と今月初めに発表した政府の不動産対策も景気下方要因になると韓銀は指摘した。

 これに伴い、6月以後の中長期的な時計の中で、金利引き上げの可能性を示唆してきた韓銀の通貨政策基調変化も速度調節に入る兆しだ。イ総裁は8・2不動産対策が通貨政策に及ぼす影響として、こうした意中をやや具体的に表わした。彼は「今月2日に住宅市場安定対策が出され、来月(9月)には家計負債総合対策を(政府が)発表する予定だ。こうした政策で住宅市場が安定し家計負債増加傾向が鈍化するならば、当然(金利引き上げの要因である)金融安定リスクを減らす効果があるだろう」としながら「通貨緩和程度の縮小緊急性は減った」と明らかにした。

 だが、いつかは金利を引き上げなければならないという判断自体は揺るぎないと見られる。イ総裁は「現在、韓国の家計負債状況は総量面から見ればきわめて高い水準にあるので、長期間持続する緩和基調は依然として金融不均衡を深化させる要因になり得る」と強調した。低金利環境の持続がもたらす副作用に警戒心を表わしたわけだ。

 韓銀の通貨政策基調を敏感に眺める債券アナリストは、この日の韓銀発表に対してひとまず年内の金利引き上げは水泡に帰したと解釈した。ペク・ユンミン教保証券責任研究員は「イ・ジュヨル総裁がかつてのように成長経路に対する自信を表明するよりは、最大限慎重な姿勢を表わしたと見られる。政府の政策効果を確認する時間が必要だという点を考慮すれば、年内基準金利凍結基調は維持されると予想する」と明らかにした。キム・ドンウォンSK証券アナリストは「(イ総裁の)記者会見が進行される間、債券市場で劣勢(金利上昇)現象が見られた。(規模が大きいという)家計負債に対するイ総裁の言及を、多少タカ派的発言として市場が受け止めた」として「だが、全般的に韓銀はこの日景気に対して下方リスクが強まっていると説明した点から見て、年内の基準金利引き上げの可能性は低い」と話した。

キム・ギョンラク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-08-31 18:20
http://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/809144.html 訳J.S(1671字)
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