現代自動車のチョン・ウィソン副会長が24日、“THAAD”(高高度防衛ミサイル)配備を理由に韓国製品不買運動が起きている中国を訪問したと現代自動車が明らかにした。チョン副会長は中国国内の現代自動車生産・販売法人である北京現代(BHMC)の生産施設を視察した後、販売戦略を再点検したと伝えられた。
THAAD配備による中国の経済報復が現実化し、先月の現代起亜自動車の中国販売量は半減した。現代自動車の中国販売比重は全体の23%に達する。現代自動車は今年、中国国内の5番目の工場である重慶工場を完工し本格稼動する計画であるためTHAAD余波に神経を尖らせてきた。中国販売量の急減は、現代起亜自動車の実績に直接的打撃を与えるだけに、現代起亜自動車は最近上海で開かれたモーターショーで「中国オーダーメード型」として開発した3車種を披露して中国の消費者の心を掴もうと努めている。現代自動車関係者は「今月に入っても中国市場の販売実績が振るわず状況を綿密に分析している」と話した。