登録 : 2017.04.19 22:34 修正 : 2017.04.20 11:57

統計庁「2015年人口住宅総調査」結果 
5年間で首都圏の人口は16万3千人減少 
世宗・忠清南道への流入が目立つ 
平均通勤・通学時間、全国30.9分、ソウルは39.3分

5年前の居住地基準「純移動」人口の比較(資料:統計庁)//ハンギョレ新聞社
 40代前半の会社員Kさんは3年前、いわゆる「脱ソウル」を決心し、世宗市(セジョンシ)に引っ越した。派遣勤務の辞令を受けて引っ越したのだが、ソウルの職場に復帰した後もそのまま残っている。元々住んでいたマンションの伝貰(チョンセ=月々の家賃がなく借家保証金だけを一括して払う)の価格が上がり続けているのを見て、また戻る意欲が湧かなかったためだ。世宗市では伝貰金に銀行からのローンを加えると広い坪数のマンションを所有することができた。Kさんは過去5年の間(2015年基準)首都圏から減った16万3千人の人口のうちの一人だ。Kさんは「通勤時間が一時間半ぐらいかかるが、後悔はない」と話した。

 19日、統計庁が発表した資料「2015年人口住宅総調査標本集計結果(人口移動、通勤・通学、活動制約)」によれば、去年5年間(2010~2015年)に首都圏(ソウル・京畿・仁川)に引っ越して来て住んだ人口は238万7千人、出ていった人口は255万人で、首都圏の人口が16万3千人減少したことが分かった。統計庁は5年前の居住地と現在居住地を比較し、入って(転入)出た(転出)人口を加え、純流入または純流出人口を集計する。首都圏で純流出が起こったのは、統計庁が人口総調査を始めた1970年以来初めてのことだ。高い住居費の負担などを減らすための目的で、脱ソウルを越え「脱首都圏」現象まで本格化したが、通勤・通学時間はさらに劣悪になった。他の地域からソウルの職場に通勤する時間が徐々に増えているという意味だ。「脱首都圏」の行列を率いたのはソウルだ。ソウルの人口は1990年に1061万人余りで頂点に達した後、継続的に減ってきたが、2015年には5年前の居住地と比較した純流出人口が57万1000人に達した。直前調査の2010年の調査では、純流出人口は38万4千人だった。

 かつては減少したソウルの人口を京畿道がほとんど吸収してきたが、今回の調査では様相がやや違うようだった。2015年基準で京畿道人口は5年前より34万3千人増えた。2010年には55万7千人増えたことに比べると、京畿道の人口増加傾向も鈍化したということだ。統計庁は「最近10年間余りは高い住宅価格を避けてソウルから京畿道に移動する人口が多かったのが主な流れだったが、今回は京畿道の純流入規模も減った」と明らかにした。首都圏を脱した人々は30代(28.4%)、男性(51.6%)、大卒者(37%)が主流を成した。

 首都圏を脱した人々はどこへ向かったのだろうか。世宗市と忠清南道が最も多かった。世宗市には9万5千人が純流入し、京畿道を除いた全国の全ての特別市と道を合わせて人口増加が最も大きかった。世宗市を含む忠清南道が9万3千人の純流入を記録して後を継いだ。統計庁のイ・ジェウォン人口総調査課長は「政府庁舎が建った世宗市をはじめ、全国各地に公共機関を置いた革新都市が増え、人口が地方に分散されている。最近では世宗市の住居環境が安定し、忠清北道や、忠清南道から世宗市への移転も活発なものとみられる」と話した。今回の調査で全国的に職場と学校に通っている人々の平均通勤・通学時間(出勤・登校基準)は30.9分(通勤31.2分、通学29.6分)であることが分かった。5年前より1.7分増えた。イ・ジェウォン課長は「ソウルにある職場と他の地域にある家との距離が遠くなった人々が増え、全体的な通勤時間も長くなったものとみられる」と話した。

 特に交通渋滞が激しいソウルの平均通勤・通学時間は39.3分と、5年前より2.8分さらに増えた。ソウルの通勤・通学人口の26.9%が1時間以上を移動に時間を費やして職場に到着することが分かった。他の地方からソウルに出勤する人々は、2015年基準で132万人に上る。このうち113万人が京畿道からソウルに出勤している。高騰する住宅価格と厳しい生活を避けてソウルを脱したが、職場の多いソウルに出勤しなければならない人々が多く、長い通勤時間に苦しむ会社員たちの哀歓はさらに深まっている

パン・ジュンホ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2017-04-19 16:52
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/791391.html 訳M.C(1924字)

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