登録 : 2017.02.19 23:58 修正 : 2017.02.20 07:56

イ・ジェヨン副会長の拘束で 
支配構造の改編にブレーキかかる見通し 
日常的経営はそのまま、新事業は速度調節 
サムスン社長団「一丸となって危機を乗り越えよう」

賄賂供与などの疑いで今月17日拘束されたサムスン電子のイ・ジェヨン副会長が19日午前、ソウル大峙洞の特検事務室に召喚されている=キム・テヒョン記者//ハンギョレ新聞社
 イ・ジェヨン副会長拘束で、一部で危機論がささやかれる中、サムスン電子が米国の自動車電装部門大手のハマーンの買収に成功した。これからの捜査と裁判過程でイ副会長の拘束による“トップ不在”の影響がどこまで及ぶかが注目される。

 17日(現地時間)、ハマーンは株主総会を開き、サムスン電子に会社を売却する案を通過させた。「価格が安い」という一部株主の反対もあったが、80億ドルの取引はそのまま成立した。イ副会長が拘束された状態と買収・合併など、新しい成長エンジンを見出すのに難航すると予想されているが、とりあえず計画された戦略は実行されている模様だ。

 サムスングループは前代未聞のトップ不在の事態に伴う社員たちの動揺を防ぎ、経営安定を維持するのに腐心している。60の系列会社社長団は17日、会社内部ネットワークに「サムスングループ社長団」の名義の文を掲載した。社長団は「グループが迎えた前代未聞の事態による衝撃と悲嘆は大きいと思う」としたうえで、「全役員と社員が一丸となれば、今の危機も十分に乗り越えていけると信じている」とし、社員たちに各自の場所で最善を尽くしてほしいと呼びかけた。

 拘置所に収監されたイ副会長には前日、グループ未来戦略室のチェ・ジソン室長に続き、18日にはサムスン電子のイ・インヨン・コミュニケーションチーム長(社長)が面会に訪れた。チェ室長とイ社長が拘置所を訪ねたのは、特検捜査対応案と非常経営体制などを話し合うためとみられる。イ社長は「食事もちゃんと取っている」と、イ副会長の状況を周囲に伝えたという。

 サムスンがこれまで進めていた事業再編と新たな企業の買収合併などにはひとまずブレーキがかかるとみられる。サムスン電子は昨年11月、持株会社への転換を検討すると明らかにした。しかし、イ副会長が裁判を控えた状況で、3月に迫った株主総会では持株会社への転換などの案件を上程することが難しいという見方もある。ソウル大学行政大学院のパク・サンイン教授は「サムスンが公正取引委員会にロビーしたとする疑惑などが浮上した状況で、(持株会社体制へと進む)中間金融持株会社などを推進するのは難しい状況だ。イ副会長が拘束されている間には継承作業を行わないだろう」との見通しを示した。

 匿名希望のある証券会社の研究員は「研究開発とディスプレイ部門の事業進行などはサムスン電子のクォン・オヒョン副会長がこれまで担当していたため、事業への支障はないだろう」としながらも、「新事業など大規模な投資はしばらくタブーになるだろう」と予測した。

イ・ワン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-02-19 15:59
http://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/783236.html 訳H.J(1390字)

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