登録 : 2016.09.29 22:17 修正 : 2016.09.30 06:55

「モデルS 90D」環境部に承認を申請 
車両価格1億ウォン台、補助金恩恵はないかも 
製作者登録、充電設備など課題残る

モデルS 90D//ハンギョレ新聞社
 米国の電気自動車メーカー、テスラが最近韓国環境部に排出ガスと騒音に関する認証を申請した。韓国での販売手続きに本格的に乗り出した。

 テスラが認証を申請した車両は、中型乗用車「モデルS 90D」と明らかにされた。1回の充電で426キロメートル走行できるが、米国での販売価格が9万ドル(約9900万ウォン)を超える高額車両だ。2012年に発売されたモデルSは、魅力的なデザインとスポーツカー水準の加速力で反響を巻き起こした。認証を申請した車両は、60、60D、75、75D、90D、P90DからなるモデルSの6個のクラスのうち上位に該当する。テスラはモデルSの他のクラスやスポーツ実用車(SUV)「モデルX」についても続けて認証を申請する計画だ。モデルSの予約金は200万ウォン(約19万円)だ。テスラは「予約を取り消したり車両注文をしなかった場合には全額が払い戻される」と明らかにした。

 昨年末に韓国法人を設立したテスラは、先月韓国語版ホームページを開設し、事前予約を受け付けてきた。ここには主力車種のモデルSとモデルXだけでなく、来年末の発売を予定している「モデル3」も含まれている。だが、韓国国内での販売価格と補助金支給の有無、車両引き渡し時期については一切触れられていない。ホームページで確認できるのはモデルS、モデルX、モデル3に対する簡略な紹介と事前予約、試乗申請の案内だ。

 テスラはホームページで「(テスラは)単なる自動車メーカーではない、エネルギー革新に向かって挑戦するテクノロジーおよびデザイン会社」と紹介した。しかし、このような夢を広げるには解決しなければならない課題も侮れない。

 ひとまず電気自動車は排気ガスを排出しないため、韓国での環境認証手続きを踏むには大きな困難はないと予想される。だが、他の輸入車とは異なり、ディーラーを経ない独特の販売方式のために、国土交通部の製作者登録手続きを踏むまでには少なからぬ陣痛が伴う展望だ。車両販売を開始した後、関連施設と人材を置いて修理や整備などの事後管理をしなければならないが、テスラが要件を備えて履行出来るかは見守る必要がある。

 テスラだけの急速無料充電サービス「スーパーチャージャー」も、どの程度まで設置されるかは未知数だ。韓国国内での電気自動車市場の発展が遅い大きな理由の一つは、充電インフラの不足だ。これがテスラが3千万ウォン(280万円)台の普及型電気自動車の「モデル3」を韓国に持ち込んでも成功可否は断言できない理由でもある。モデルSが韓国政府の補助金を受けられるかも未だ不透明だ。ドイツ政府は電気自動車への補助金支給を決めたものの、6万ユーロ(約685万円)以上の電気自動車は除外した。1億ウォン(926万円)台水準のモデルSに、政府補助金を支給すべきかは論議が予想されると言うことだ。

 とはいえテスラの進出は韓国の電気自動車産業に衝撃と同時に活力を吹き込む展望だ。充電インフラの不備などで前途が険しい電気自動車市場が大きく揺れ動くためだ。テスラは年内に新世界グループの総合ショッピングモール「スターフィールド河南(ハナム)」に韓国初の売り場を開設する予定だ。

ホン・テソン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-09-29 16:34
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/763364.html 訳J.S(1536字)

関連記事
  • 오피니언

multimedia

  • most viewed articles
    • hotissue