全国のマンションの平均販売価格が初めて1坪(3.3平方メートル)当たり1000万ウォン(約92万円)を超えた。昨年からソウルをはじめ首都圏と済州島(チェジュド)などで続いた住宅価格の上昇傾向が影響したと考えられる。
9日、不動産情報会社「不動産114」の調査によると、1坪当たりの全国のマンションの今月の平均売買価格は1005万ウォンで、昨年6月(955万ウォン)より5.2%上昇した。1000万ウォンを初めて突破したのは4月(1001万ウォン)だった。
ソウルは昨年6月の1710万ウォンから今月1787万ウォンに4.5%上昇した。光敎(クァンギョ)、慰礼(ウィレ)、東灘(トンタン)2の新都市建設が進む京畿道地域のマンション価格も、昨年の1坪当たり955万ウォンから今年1006万ウォンに上がり、平均1000万ウォンを突破した。地方は第2済州空港の建設が確定した済州地域のマンション価格が、1年間で1坪当たり600万ウォンから777万ウォンと29.4%上昇し、全国で最高の上昇率を記録した。
釜山(プサン)のマンション価格も1坪当たり790万ウォンから851万ウォンに7.7%上昇した。マンション価格が下落している大邱(テグ)と蔚山(ウルサン)も、1年前の相場に比べ、それぞれ5.8%(836万→885万ウォン)と6.2%(776万→824万ウォン)上がったものと調査された。
ソウル江南区が1坪当たり3292万ウォン(約300万円)で、全国の市郡区のなかで最高値を記録した。洞別では再建築事業が盛んな江南区開浦(ケポ)洞が、昨年6月の1坪当たり3703万ウォンから今月4330万ウォンと17%近く上昇し、全国でマンション価格が最も高い町になった。ソウル瑞草(ソチョ)区盤浦(バンポ)洞は、1年前の1坪当たり3830万ウォンから今年は4029万ウォンと5.2%上昇し、その後に続いた。昨年、1坪当たり3847万ウォンで全国最高の座を守った江南区狎鷗亭(アックジョン)洞は2.6%値上がって3位(1坪当たり3946万ウォン)だった。
韓国語原文入力:2016-06-09 21:17