ポスコは今月23日から3日間、ソウル・大峙洞のポスコセンター内に韓国GMの「2016年新型マリブ」を展示し、共同マーケティングを展開した。最近発売された新車の販促を応援するため積極的に乗り出した形だ。代わりに韓国GMはポスコ社員に対してシボレー製品の特別割引を提供した。
韓国の代表鉄鋼メーカーのポスコと、完成車メーカー間の共同マーケティングが勢いを増している。今年はルノーサムスンの「SM6」と双龍(サンヨン)自動車の「チボリエアー」に続き、韓国GMの「2016年新型マリブ」まで、現代・起亜自動車を除く全メーカーの新車にその範囲を拡大した。
ポスコは一般自動車鋼板より重量で10%以上軽く、強度は2倍以上高い超高張力鋼板を開発し、昨年から自動車メーカーなどに供給している。先月発売された2016年新型マリブにもポスコの超高張力鋼板が使われた。韓国GMは「新型マリブは高強度車体設計により最高水準の衝突安全性を確保し、従来のモデルより車体を130キロ軽くした」と説明した。
ポスコは3月にもポスコセンター正門前にルノーサムスンのSM6を展示し、双龍のチボリエアーの販売拡大のために共同プロモーションを実施した。
ポスコは今年発売されて人気を呼んでいる多くの新車に自社の「ソリューション・マーケティング」が活用されていると明らかにした。ソリューション・マーケティングとは、自動車鋼板の場合には単純な供給にとどまらず、車両の開発初期から完成車メーカーの事情に合うよう整形・溶接などの技術を併せて提供する顧客適合型サービスをいう。昨年自動車用鋼板870万トンを販売したポスコは、ソリューション・マーケティングを通じて高付加価値製品の比重を70%に拡大する計画だ。