登録 : 2016.05.18 23:45 修正 : 2016.05.21 21:05

1日3時間、複合発電機を回せば 
31世帯に必要な電力を全て供給 
晴れた日は太陽光、曇りには風力利用 
両方使えなければ保存した電気を消費

忠清南道洪城郡の竹嶋に設置された太陽光発電装置=韓火提供//ハンギョレ新聞社

節約できた燃料費は島の美化に活用
韓火、忠清南道、革新センターが1年で完成

 太陽と風だけですべてのエネルギー需要を解決する「エネルギー自立島」が作られた。

 韓火(ハンファ)グループ、忠清南道、忠南創造経済革新センターは18日、忠清南道洪城郡竹嶋(チュクト)里で「エネルギー自立島構築竣工式」を行い「竹嶋を100%エネルギー自立島にする」と宣言した。 韓国では全羅南道珍島郡の加沙島(カサド)と済州道の加波島(カパド)が先にエネルギー自立島を試みたが、未だ100%エネルギー自立に成功した所はない。

 韓火と忠清南道は面積15万8640平方メートルに31世帯70余人が暮らすこの島で必要な一日平均560キロワット時の電力を全て太陽光と風力で供給する。 今年3月から太陽と風で作った電力を試験供給してきた。 この太陽光と風力による複合発電機は時間当り210キロワット時の電力を生産できる。 一日に3時間だけ発電機を回せば村に必要な電力を全て賄うことができる。 また、飲料水を作る海水淡水化設備も複合発電機の電力で運転することにした。

 竹嶋の複合発電機は天候変化に備えて2種の補完装置を備えている。 一つは雨が降ったり天気が曇り太陽光発電ができない時に備えて風力発電機を補助として設置した。 太陽が出なくとも風が吹けば発電ができる。 もう一つは、使って残った電気を貯めておく900キロワット時規模の電力保存装置だ。 太陽も風もない時に備えたものだ。 太陽光と風力発電機が全く動かなくとも一日半程度はこの保存装置で電力を供給することができる。

 竹嶋に電力を供給してきたエネルギーは軽油だった。 ディーゼル発電機3台で島に必要な一日560キロワット時の電力を生産した。 しかし、激しい媒煙と騒音を起こし、電力供給も安定しなかった。 里長のイ・ソンジュン氏は「ディーゼル発電機は環境を汚染したが、クリーンで安定的な電力を使えるようになった」と話した。 ディーゼル発電機を使わないことにより、この村は年間8千万ウォン(740万円)を節約できるようになった。

 節約した8千万ウォンは竹嶋を親環境観光島にするために活用される。 先ず島内に親環境キャンプ場を作るが、ここには太陽光による電子広告看板、太陽光Wi-Fiゾーン、太陽光捕虫装置が設置される。 釣場と竹林も作る。

 「エネルギー自立島」は昨年5月、忠清南道創造経済革新センターが発足し構想されたし、新再生エネルギー事業を進めている韓火が乗り出し1年で素早く完成した。 住民は親環境エネルギーを使い、忠清南道は創造・革新経済のモデルを作り、韓火は新再生エネルギー事業の経験を持つことになった。 事業費26億ウォン(約2.4億円)は韓火が60%、韓国政府が30%、地方政府が10%を負担した。

 今後のカギは、エネルギー自立度100%が支障なく守れるかにある。 複合発電機の電力供給容量は需要の100%以上だが、島の変化の激しい天候がどのような影響を与えるかを見守らなければならない。 同様な事業を先に始めた珍島郡の加沙島は昨年77.8%の自立度を記録した。 済州の加波島は今年7月に供給容量100%を備えることになる。

キム・ギュウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-05-18 19:48数丁:2016-05-18 21:18
http://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/744452.html 訳J.S(1616字)

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