営業利益が二分期連続で増加傾向
人件費、マーケティング費、工程革新など原価削減効果が大きい
ギャラクシーS6・エッジ発売2日前の発表
5000万台以上売れて初めて本格回復傾向へ
プレミアム市場は次第に減り“未知数”
サムスン電子はギャラクシーS6とS6エッジで第2四半期(日本の第1四半期)以降、過去の栄光を取り戻せるだろうか。今年の1分期(前年度第4四半期)に市場予想値を上回る営業利益を上げ、ギャラクシーS6予約注文量が2200万台と予想されるなか、サムスン電子に対する市場の展望は交錯している。10日発売されるギャラクシーS6とS6エッジの今年の販売が5000万台を峠を越えられるかが本格的な回復傾向の判断の別れ目になるものとみられる。
サムスン電子は今年1分期の暫定実績が売り上げ47兆ウォン(1円=9ウォン)・営業利益5兆9000億ウォンだったと7日公示した。昨年の4分期(同第3四半期)より売り上げ(52兆7300億ウォン)は10.9%減ったが、営業利益(5兆2900億ウォン)は11.5%増えた。昨年の第3四半期(同第2四半期)に営業利益(4兆610億ウォン)が最低点を記録した後 二分期連続で回復傾向を示したものの、昨年1分期に比べれば売り上げ(53兆6800億ウォン)と営業利益(8兆4900億ウォン)がそれぞれ12.4%、30.5%ずつ減った実績だ。
こうした成績表に対し市場は「利益絞り出し」と「技術革新」の相反する評価を下している。HMC投資証券のノ・グンチャン リサーチセンター長は、費用削減で高くなった営業利益と診断。「1分期のスマートフォン出荷量は増えたが、ITモバイル(IM)部門全体の売り上げは減った。それでも利益が高くなったのは役員を減らすなど人件費とマーケティング費用を減らした影響が大きい」と分析する。一方、ハイ投資証券のソン・ミョンソプ研究員は「季節的にオフシーズンの1分期にマーケティング費用を減らすと同時に、半導体分野の工程革新で原価節減幅が大きくなり営業利益が高まった側面がある」と技術革新にともなう原価節減を強調した。
だが、こうした動きが安定的に続き、過去の栄光の周辺にまでたどり着けるかは不透明だ。2013年第3四半期のサムスン電子の営業利益は10兆ウォンを上回った。営業利益率は17.2%だった。当時に戻るためには近く出荷されるギャラクシーS6とS6エッジの成功が必須だ。過去と異なり携帯電話で必須の半導体のアプリケーション・プロセッサ(AP)にサムスン電子製品が使われるので、成功すれば収益ももっと大きくなる。また、昨年末に経営が悪化したサムスン電機とサムソンSDI、サムスンディスプレイなど電子の系列会社にまで収益を分け与えることができる。
今年のギャラクシーS6とS6エッジの販売見込みは4200万台から6000万台までと異なる。ソン研究員は「ギャラクシーS6の予約注文は2000万台を超えるが、実際の消費者にどれくらい売れるか見守らなければならない」とした上で、「5000万台売れればサムスン電子の今年の営業利益は27兆9000億ウォンになる」と予想した。5000万台以下の場合は昨年の営業利益(約25兆ウォン)水準に止まるが、それを上回れば本格的な回復傾向と診断することができる。
だが、プレミアムのスマートフォン市場は毎年減るものと予測され、肯定的な期待ばかりするわけにはいかない。市場調査機関のSAはスマートフォン全体の市場でプレミアム級の占有率を今年は昨年より2.7%ポイント低い30.9%とし、来年はさらに減る28.4%と予想した。特にプレミアム級市場ではアイフォン6を抜かなければ成功を担保できない。業界関係者は「アップルのアイフォンの成長はヨーロッパやアメリカのような先進市場より、中国など新興市場で収めた。この市場はトップ企業による一人占めの様相が明確であり、ギャラクシーS6がアイフォン人気を抑えられるかがカギとなる」と話した。
韓国語原文入力:2015-04-07 21:07