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三星(サムスン)電子 保有現金 37兆 投資先は?

登録:2013-01-25 22:24 修正:2013-01-25 23:10
保有現金 投資萎縮 1年間 10兆以上増加
"為替レート強勢 1分期 実績減少を予想"

‘37兆4500億ウォン’

 三星(サムスン)電子が25日、実績を発表し公開した保有現金だ。 今年一年間の国防(34兆3000億ウォン)・外交統一(4兆1000億ウォン)予算と釣り合う。 この大金は三星電子の現在の状況をそのまま見せる。 史上最高である年間売上額200兆ウォンを超し、30兆ウォン近い営業利益を出し、金はたくさん儲けたが景気の悪化で投資が萎縮した結果だ。 三星電子は例年とは異なり今年の設備投資計画の代わりに為替レート変動にともなう損失予想額を具体的に公開した。

 三星電子の昨年末基準保有現金は1年間で10兆5700億ウォン(39.3%)も増えた。 2011年末の保有現金は前年に比べ4兆4000億ウォン(19.6%)増えた。 それだけ金をたくさん儲けても投資はあまりしなかったという意味だ。 実際、昨年三星電子は年初に25兆ウォンの設備投資計画を立てたが、執行額は22兆9000億ウォン(91.6%)に終わった。 特に半導体・ディスプレイパネル投資が目標に較べ低調だった。

 今年は例年とは異なり設備投資計画さえ発表しなかった。 イ・ミョンジン三星電子IRチーム専務は「具体的な(投資)内容を明らかにできないことに了解を求める。 今年の設備投資は昨年と比較して大差ないものだ」と話した。 ただし研究開発(R&D)投資は「持続的 且つ果敢に推進する予定」と話した。 三星電子は昨年研究開発費として売上額の5.7%(11兆5300億ウォン)を使った。 2011年には6%(9兆9800億ウォン)であった。

 今年に入って三星系列会社の初めての投資関連発表が不明確なのは、対内外の与件が良くないためだ。 イ専務は 「グローバル景気不安とセット(完成品)トレンドが変化する過渡期的な状況で、投資計画はいつにも増して慎重でなければならない。 (投資は)経営不の確実性が高い環境を勘案して状況に合わせて弾力的に運営する」として「ほとんどの事業(部門)で1分期は実績減少が予想される」と話した。

 異例的に為替レート変動にともなう予想損失も公開した。「ウォン高で昨年4分期の為替レートが営業利益に及ぼした影響は約3600億ウォン、市場予想基準で今年一年の為替レートによる否定的影響は約3兆ウォンと予想される」ということだ。 ドルよりはユーロ貨幣の影響が大きく、3兆ウォンの損失予想はユーロ貨・ブラジル レアル貨・カナダ ドルなど7~10ヶの通貨展望が全て含まれている。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/571381.html 韓国語原文入力:2013/01/25 21:20
訳J.S(1246字)

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