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三星(サムスン)電子‘中国 児童雇用’真実は?

登録:2012-12-19 22:02 修正:2012-12-20 07:37
中国 労働監視 "偽身分証で入社"
三星 "中国公安を通じて18才確認"
中国、江蘇省、蘇州にある蘇州三星(サムスン)電子職員が工場内で休息を取っている。 ここは2時間に10分程度の休み時間を提供している。 中国労働監視提供

 三星電子と米国の非営利機構である中国労働監視(CLW)が中国の協力業者での児童労働疑惑を巡り真実攻防を行っている。 中国労働監視は三星電子の児童労働事実否認に対して再反論し、三星電子は中国労働監視の主張が事実ではないと繰り返し明らかにした。(<ハンギョレ> 17日付20面参照)

 19日中国労働監視のホームページ(chinalaborwatch.org)によれば、中国労働監視は‘児童労働問題と関連した三星に対する返答’という文を通じて「三星電子が3人の女子労働者が16才未満でないと主張するならば、なぜ三星電子関係者が直接面談した女工(リュ ティアンティアン)の身分証写真と実際の姿がそんなに違っているか、また三星電子関係者が調査のために工場に到着する前に残りの二人の女子工員が工場を去ったかを説明しなければならない」と明らかにした。

 中国労働監視は三星電子の中国協力業者であるハナロTNS深セン工場でリュ ティアンティアン、リ・シアオリン、ラン フイピン等3人の女子児童労働者を13日摘発したと明らかにした経緯がある。 これに対して三星電子は調査チームを送り中国労働監視とハナロTNS深センの3者が共にリュ ティアンティアンに面談した結果、16才以上であることを確認したと説明した。 リ シアオリンとラン フイピンは三星電子調査チームが到着した時にはすでに工場を辞めた後で入社書類を通じて問題ないという結論を下したと話した。

 このような三星電子の説明に対して、中国労働監視が再び問題を提起した。 まずリュ ティアンティアンは16才未満の児童労働者であり、リ シアオリンとラン フイピンが退職したのは工場側が隠した疑いが濃厚だということだ。 中国労働監視は「リュ ティアンティアンは偽の身分証で工場に入ってきた。 入社書類の写真と偽造身分証の写真を比較してみれば全く違う人であることを簡単に知ることが出来る。 三星電子調査チームに会ってもそのように確認した」と主張した。 合わせてリ シアオリンとラン フイピンについては、13日に摘発した後14日の午前に工場から消えたが、その間に中国労働監視が特定条件を掲げて三星電子に名簿を提供したということだ。 中国労働監視は二人の女子工員の退職もやはりハナロTNSなどによってなされたことだと疑っている。 中国労働監視はリ シアオリンとラン フイピンがそれぞれ15才と14才だと明らかにし写真まで公開した。

 三星電子は濡れ衣だという立場だ。 このために三星電子はリュ ティアンティアンに対しては中国公安を通じた身分確認作業を経て児童労働者ではないことを確認したと明らかにした。 三星電子高位関係者は「まだ工場で仕事をしているリュ ティアンティアンに対して中国公安が戸籍システムを通じて検査してみた結果、1994年生まれ、18才であることが確認された。 本人の入社書類と戸籍にある人的事項が一致した」と話した。 三星電子は中国労働監視の主張と事実関係が事実に反するとして、これを客観的に確認するために公安に助けを要請したのだ。 リ シアオリンとラン フイピンに対しては「身柄確保に全力を傾けている。 中国労働監視は隠したかのように言っているが、中国での勤労者たちは入社と退社が頻繁な傾向がある。 判読機などで確認した結果、児童労働者ではなかった」と三星電子側は説明した。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/566174.html 韓国語原文入力:2012/12/19 20:46
訳J.S(1598字)

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