本文に移動
全体  > 経済

白血病など関連情報提供者160人、死亡者60人余り

登録:2013-01-22 21:12 修正:2013-01-22 21:37
‘パンオルリム-三星(サムスン)’対話まで6年
「サムスン白血病」死亡者の父ファン・サンギ氏(上)をはじめとする被害者遺家族が、昨年7月勤労福祉公団が裁判所の労災認定判決に従わず控訴すると、直ちにソウル永登浦洞の勤労福祉公団の前で抗議デモを行った。 ハンギョレ・リュ・ウジョン

 三星(サムスン)電子半導体工場で働いたファン・ユミ氏が22才の花のように美しい年齢で亡くなったのが2007年3月だった。 5周忌追慕祭で父親のファン・サンギ氏は「次の世の中には金持ちの父親の下に生まれろ」と話した。 ファン氏は2005年8月、娘の白血病発病以来戦ってきた。 娘の‘無念な死’と父親の‘痛恨の闘争’で‘三星半導体白血病問題’が公論化された。 そして三星電子がいよいよ対話に乗り出した。 死から5年10ヶ月、発病から7年5ヶ月ぶりだ。

 三星白血病公論化以後 6年余りの間、白血病だけでなく脳腫瘍・乳癌・子宮頸部癌・皮膚癌・生殖毒性を訴える三星労働者160人余りの情報提供が‘パンオルリム’(半導体労働者の健康と人権守り)に相次いで寄せられた。

 パンオルリムの集計によれば60人余りが治療も補償もまともに受けられずに亡くなる間、三星電子は白血病発病と半導体工場労働の無関係を立証するために努めた。 2010年7月、米国の‘エンビロン’社に三星電子は委託調査を任せた。 エンビロンは2011年7月「三星半導体労働者の発ガン物質露出水準は、国際基準より低く、労働者の発ガン物質露出と白血病発病の相関関係は見つからなかった」と発表した。 これに先立ち2011年6月ソウル行政法院は故ファン・ユミ氏らの労災を認めた。

 昨年6月まで‘白血病’を認めなかった三星は、9月末になってパンオルリム側に対話の意を伝えた。 三星の態度を半信半疑だったパンオルリムは昨年10月末、三星側の交渉意志を公式確認し、11月末に三星は書簡を通じて交渉意志を再確認した。 これに対し12月20日、パンオルリムは三星に実務会議を提案し、三星も最近これを受け入れた。 ファン・ユミ氏の労災を認定したソウル行政法院の判決に勤労福祉公団が従わず、進行中である控訴審公判は来る31日に開かれる。

キム・ジンチョル記者 nowhere@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/570838.html 韓国語原文入力:2013/01/22 20:55
訳J.S(961字)

関連記事