品質検証書類が偽造され原子力発電所に設置された部品が調査過程でまた発見された。 調査をすればするほど問題部品が増加している状況で、検証書類を偽造した部品納品が広範囲になされたことを示している。
原子力安全委員会(原安委)は「霊光原子力発電所 民.官合同調査団の原子力発電所部品品質検証書類調査過程で霊光5・6号機の試験成績書偽造事例を追加確認した」と25日明らかにした。 今回追加で発見された試験成績書偽造部品は、国内3業者が納品した6個品目、74個の部品で実際に原子力発電所に設置された部品は安全等級部品に該当するガスケット40個だ。 ガスケットは配管連結部を塞ぐゴム製品(密封材)で、冷却水熱交換器の海水遮断バルブに使われていた。 安全等級部品とは原子力発電所の安全に関連した設備に装着される部品をいう。
去る11月8日に民・官合同調査団が調査を始めた後、品質検証書・試験成績書のような部品検証書類偽造事例は連続的に出てきている。 調査団は先月27日53品目919個の部品が納品されて蔚珍(ウルチン)3・4号機と霊光3~6号機に34品目587個の部品が設置されたことを発見した。 12月に入っても2ヶの国内業者が5年間に180品目1555個の部品を納品して試験成績書を偽造した事実が明らかになり、去る19日には霊光5・6号機に12品目694個の部品が納品された事実が追加で明らかになった。 全て一部の部品が安全等級設備に設置された。
原安委は「追加で確認された部品も調査団立ち会いの下で交換する予定だ」と明らかにした。 問題になった部品が最も多く設置された霊光5・6号機は先月5日に稼動を停止し該当部品を交換している。 部品交換は近い将来に完了する予定だが、原安委は部品性能試験と地域住民同意などの手順を踏んだ後に再稼働可否を決める方針だ。
イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr