本文に移動
全体  > 経済

蔚珍(ウルチン)原子力発電所2号機も停止…6基中3基が停止へ

登録:2012-10-28 23:19 修正:2012-10-29 05:52
新古里(シンゴリ)1号機など今月3回目

 蔚珍(ウルチン)原子力発電所2号機が28日未明、故障により停止した。 去る2日、同日に2ヶ所の原子力発電所が同時停止するなど10月だけで3ヶ所の原子力発電所が故障で停止した。

 韓国水力原子力(韓水原)は「蔚珍2号機が正常運転中に本日午前2時45分頃、タービン制御系統の異常によりタービン蒸気調節バルブが閉じられ自動停止した」と28日明らかにした。 蔚珍2号機は95万kW級で1989年9月に運転を始めた。 韓水原関係者は「タービン制御系統の油圧変化機の感知器が故障した」とし「タービン制御系統は原子炉外の2次系統であり、原子炉の安全とは関係ない」と明らかにした。 韓水原は故障した部品を新しいものに変えた後、発電を再開する予定だ。

 去る2日、霊光(ヨングァン)5号機と新古里(シンゴリ)1号機が同日故障を起こすなど、原子力発電所の安全性に対する不安は続いている。 新古里1号機は去る14日に再稼働したが、霊光5号機は13日に再稼働し、その2日後に異常を起こし出力を下げたまま運転し、結局24日に停止した。 韓水原は変圧器内部のガス濃度増加により原発の出力を85%に下げて運転し調査したが、明確な問題点が見つからず変圧器を交換することにした。 故障後の再稼働中に異常が発生したうえに、10日間にわたり明確な問題点を見つけられず出力を下げて運転したことに対する憂慮が提起された。

 この日、蔚珍2号機の故障により計6基の蔚珍原発の中で3基が稼動を停止した。 蔚珍4号機は蒸気発生器伝熱管の亀裂問題で昨年9月以後1年近く停止中で、蒸気発生器が交換される来年8月まで再稼働が不透明だ。 蔚珍6号機は去る25日に計画予防整備(定期整備)に入り停止した。

イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/557839.html 韓国語原文入力:2012/10/28 22:11
訳J.S(898字)

関連記事