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"原発 偽造部品、政府は3月に知っていた"

登録:2012-11-09 21:23 修正:2012-11-09 22:13
進歩正義党、9月認知主張に反論
"韓水原、報告を受けても調査せず"
韓国水力原子力のキム・ギュンソプ社長(中)が11月5日、果川(クァチョン)の知識経済部記者室で開かれた原子力発電所偽造部品供給関連ブリーフィングをしている。 右端はホン・ソクウ知識経済部長官。 知経部はこの日ブリーフィングで霊光原子力発電所5・6号機に品質保証書を偽造した部品が供給された事実を摘発したことに伴い該当部品を交換して安全性を確保するためにこの日から同原子力発電所の稼動を中断すると明らかにした。 果川/連合ニュース

 品質検証書が偽造された未検証部品が大量に原子力発電所に供給された中で、韓国水力原子力(韓水原)と原子力発電所規制機関が去る3月にすでに納品過程の部品検証に問題があるという事実を把握していたことがわかった。 外部からの情報提供で品質検証書が偽造された事実を9月に認知したという政府側発表の信頼性に疑いを抱かせる。

 進歩正義党核安全特別委員会(核安全特委)は 「原子力発電所規制機関である原子力安全技術院(KINS・技術院)が去る3月、霊光原子力発電所の部品納品過程に問題があったという事実を明らかにしたにも関わらず追加調査をしなかった。 関連内容を隠したという疑問を感じるもので、厳密な追加調査が要求される」と9日明らかにした。

 核安全特委が霊光原子力発電所現場を訪問して閲覧した技術院の文書を見れば、技術院は去る3月26日から5日間、霊光原子力発電所5・6号機に対する品質保証の有効性検査を実施し、「一般規格品部品納品過程で品質文書に対する検討が実行されていないケースがあり、安全性品目(Q等級)であるリレー(電気回路制御機器)納品過程でK業者が資格があるN業者の部品を買ってきてすぐに納品せずに二重代理店(中間業者)であるD業者を通じて納品した」として、韓水原に是正を要求した。 核安全特委は「納品過程で品質検証手続き書および品質検証計画書を海外検証遂行機関から受けて提出した記録がない」と説明した。

 一般規格品は今回問題になった品目でK業者とD業者は品質検証書を偽造した疑いを受けている企業等でもある。 すなわち、6ヶ月前に韓水原も部品納品検証体系が粗末だということを把握していたわけだ。 技術院関係者は「当時、指摘事項を韓水原に公文書で送り、是正措置計画も立てたものと了解している」と説明した。

 一方、先月18日から発電を停止し計画予防整備に入った霊光原子力発電所3号機の制御棒案内管から微細な亀裂が発見されて原子力発電所の安全性に対する不安が高まっている。 韓水原は「去る3日、原子炉ふたの定期検査中に制御棒案内管非破壊検査の結果、84本の管の内、6本から1.18㎝~5.38㎝の亀裂が発見された」と明らかにした。 制御棒案内管は原子炉の核分裂を制御する制御棒が通過する一種の配管で。 原子力発電所の安全性と直結する設備だ。 韓水原関係者は「放射能の漏出はなく、運営中にも漏洩監視設備で異常状況を監視している」として「直ちに対策を検討する」と伝えた。 当初11月23日まで整備が予定されていた霊光3号機(100万kW)の整備は一ヶ月以上延びる展望で、冬季電力需給にも不安を与えている。 イ・スンジュン記者 gamja@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/559913.html 韓国語原文入力:2012/11/09 20:47
訳J.S(1283字)

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