原文入力:2012/08/13 09:48(1801字)
↑ ※クリックすれば大きな絵を見ることができます
下位20%、一昨年 負債償還 4月16日
2~4分位も1年間で15~28日遅延
所得より借金が大きく増加したため
上位20%世帯は1週間 短縮
1銭も使わずに元利金返済しても
低所得層‘借金解放日’ 6月5日…50日遅れ
統計庁家計金融調査分析
会社員キム・ミンホ(38)氏は1年前に住宅を購入し1億ウォンと6000万ウォンの住宅関連貸出2件を受けた。 最近、生活資金貸出で500万ウォンの借金もした。 それぞれ償還方法と期間は違うが、キム氏は毎月3件の貸出に対する元利金として90万ウォン程度を返している。 キム氏が月給として稼ぐ金250万ウォン余の36%に該当する金額だ。 万一、キム氏が一年の初日である1月1日から所得を一銭も使わずにひたすら元利金返済に充てたと仮定すれば、キム氏は一年のいつ元利金負担から抜け出せるだろうか?
12日<ハンギョレ>が2010年と2011年の統計庁家計金融調査結果を分析した結果、昨年基準で所得下位20%階層である1分位世帯が借金元利金負担から抜け出す、いわゆる‘借金解放日’は6月5日と現れた。 一年間に返さなければならない元金および利子負担額が1月1日から6月4日までの所得に該当するということだ。 いいかえれば一年の半分ほどにあたる6月4日まで所得を一銭も使わなければようやく元利金負担から抜け出せるという話だ。
これに反して所得上位20%階層である5分位世帯の借金解放日は2月27日で、1分位世帯に比べてはるかに早かった。 1~2月の所得を充てればその年の元利金返済を済ませてお釣りが来るという話だ。 2・3・4分位世帯の借金解放日はそれぞれ4月27日、4月1日、3月25日だった。 所得が多いほど借金解放日は早いことがわかった。
所得が少ない1分位世帯の年間所得は733万ウォンだが、借金は4400万ウォンで所得対比6.0倍、年間に返さなければならない利子および元金は312万ウォンで所得の42.6%にもなった。 所得が多い5分位世帯の年間所得は9925万ウォンで1分位世帯の13倍を越える。 これら世帯の借金総額は1億5530万ウォンで所得対比1.6倍に過ぎず、年間元利金は1548万ウォンで所得の15.6%にとどまった。
特に最近1年間に借金解放日が最短で2週間、最長では50日間も遅れたことが調査された。 それだけ家計の借金負担がより大きくなったという話だ。
借金保有世帯全体を基準として調査した結果、借金解放日が2010年には3月9日だったが、2011年には3月16日で1年間に1週間遅くなった。 特に所得が最も少ない1分位世帯の借金解放日は2010年には4月16日だったが2011年には6月5日となり50日も遅れた。 2~4分位世帯も同じ期間に借金解放日がそれぞれ15~28日ほど遅れた。 反面、所得上位20%である5分位世帯の借金解放日は2010年の3月3日から2011年には2月26日へ一週間前倒しになった。 5分位世帯の場合、借金より所得が多く増えたが、残りの世帯は反対に所得より借金がさらに速い速度で増えたためだ。
1年間に1分位世帯の平均所得は789万ウォンから733万ウォンへ若干減ったが、年間元利金償還額は228万ウォンから312万ウォンに大きく膨らんだ。 5分位世帯は所得は1000万ウォン以上伸びたが年間元利金償還額は60万ウォン増えるにとどまった。 地域別では首都圏居住者の借金解放日が3月21日で、非首都圏居住者の借金解放日(3月8日)より2週間ほど遅れた。
上に出てきた会社員キム氏の借金解放日は5月12日だ。 1月1日から5月11日までに稼いだ所得がそっくり3件の貸出に対する元利金償還に回るという話だ。 もちろん一年間熱心に元利金を返しても、1億6500万ウォンの借金は大きくは減らずに殆どそのまま残っている。
チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/546768.html 訳J.S