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‘シタ出身’パク・ジュボン KCグループ会長、大企業批判に腕まくり

原文入力:2012/02/07 22:41(1764字)

←パク・ジュボン KCグループ会長が7日ソウル、汝矣島(ヨイド)の中小企業中央会で開催した‘中小企業どのように育成・発展させるべきか’という主題の中小企業発展会議で開会挨拶をしている。 ニューシス

大企業に人材を奪われた経験… "ますます中小企業の立つ瀬がなくなり"
国内外専門家 招請会議… "政党に出資総額制限精度の復活を要請"

 "事業を行う中で大企業中心構造のせいで中小企業が成長できない現実を痛感しています。 ますます中小企業と小商工人は息もつけない状況になっています。"

 8tトラック1台から始めて売上3000億ウォン台の中堅グループを作ったパク・ジュボン(55)KCグループ会長が大企業批判に腕まくりして立った。パク会長は7日中小企業が強い国であるドイツと日本、台湾など3ヶ国と我が国の専門家を招請して開催した‘中小企業どのように育成・発展させるべきか’という主題の‘中小企業発展会議’で自身が立場をこのように話した。

 パク会長は我が国の中小企業界で自分の力で一家を成した代表的な人物中の一人だ. 父親が事業に失敗した以後高等学校の時学費を儲けるために平和市場のシタ(ミシン士の補助職)と理髪店での靴磨きなど、ありとあらゆる仕事を体験した。 彼が事業を決心したのも貧困から脱出したいという一念だった。

 "高等学校の時、先輩の家に行き、そこでミカンを初めて食べた。ミカンの一本あれば子供を大学にまで行かせると言い、ミカンの木を'大学の木'と呼ぶ程にミカンが貴重品だった時代でしたよ。どれほど金持ちにならば、ミカンがかごに隙間無く入れられて出手来るのかと思いました。先輩の父親が事業をしているという話を聞いて、それでは自分も事業をしなければならないと決心しました。"

 1987年、8tトラック1台で建設現場で鉄筋を切る仕事を始めた。まもなく仁川港埠頭でソウル、里門洞(イムンドン)、三標煉炭などで石炭を運ぶ仕事をした。 このようにして金を貯めトラックを2台、6台などと増やし、テジュ開発という会社を設立した。 1989年には仁川製鉄(現 現代製鉄)と取引しながら事業規模が拡大し始めた。

 2001年公企業民営化対象だった韓国総合化学(現 KC)を買収し、本格的な経営者として歩みだした。周囲からは赤字だらけの企業を買収してどうするつもりかと‘狂ってる’とまで言われた。 しかし彼はこの会社が独占事業をしており勝算があると見て数百億ウォンを払い買収した。KCは現在、化学製品の基礎原料と人造大理石、セラミックなど新素材の原料を生産する業者として昨年売上額が1600億ウォン台まで成長した。

 パク会長が最近中小企業興しなど活動の幅を広げているのは、自身も大企業から被害を受けた経験があるなど、このままでは中小企業の根が育たないと考えているためだ。  「ある大企業が私たちが数年間にわたり金をかけて外国にも派遣して育てた開発人材をスカウトして行ったことがあります。 我が国でここにしかない技術なのに、その人材をそっくり連れていったのです。 抗議もしましたが効果はありませんでした。 野球選手でも他の球団に連れていくにはいくらか払って連れていくのに、あんまりじゃないですか。」 パク会長は自身が熱心にがんばっている事業に大企業の系列会社が攻め入ってきて難しくなるなどの被害を多く経験したと語った。 パク会長は「大企業はコーヒー、パン、豆腐など路地裏商圏で手軽に金を儲ける事業をするのではなく、中小企業ができない新素材や新技術開発のようなことをしなければならない」として「今のような文化を変える作業をしたい」と語った。 彼はこの日に配布した報道資料で「大企業の系列会社を利用した業務取り込みの根絶、出資総額制限制の復活、中小企業省の新設を通した政策革新などを与野各政党に要請する」と明らかにした。 パク・ヒョン記者 hyun21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/517972.html 訳J.S