現代的で楽しい公演に」
900人出演、韓流文化披露し
開幕式の5人の子どもも再び登場
ドローン・拡張現実など先端技術も
「K-POPは平昌の秘密兵器だ」
平昌（ピョンチャン）冬季五輪で“K-POP”がどんな役割を果たすか、米ニュースチャンネルCNNは「秘密兵器」という言葉で説明している。世界的なK-POPスターグループのEXOと歌手のCLが25日、平昌五輪の成功的な終了を告げる閉幕式のハイライトを飾る。
平昌五輪組織委員会は21日、江原道平昌(ピョンチャン)冬季五輪メインプレスセンター(MPC)で開かれた記者懇談会で「閉幕公演の頂点をEXOとCLが占める」とし、彼らの他にももう1人の「世界的なサプライズ・スター」が公演に参加すると説明し、好奇心をかき立てた。
EXOは「宇宙から来た超能力者」というコンセプトで企画されたアイドルグループで、閉幕式のテーマである「ネクストウェーブ」(近づく波)とマッチするうえに、五輪出場選手たちからも大きな人気を集めた。“フィギュア女王”のエフゲニア・メドベージェワ(OAR)が11日の試合の後、「EXOのおかげでうまく競技ができた」と言って話題を集めた。この場でEXOメンバーのスホは「スケルトンのユン・ソンビン選手などがメダルを取る場面は、鳥肌が立つほど素敵だった」とし、「五輪閉幕の舞台に立つというのが信じられない。素晴らしい公演を準備している」と期待を高めた。CLも「世界人の祭典の舞台に招待されて光栄だ。言葉で説明するより、舞台で直接お見せする」と話した。閉幕式の内容は、彼らの出演を除けば大半がベールに包まれている。この日、組織委側は「開幕式の場合、平昌が伝えたいメッセージと物語中心で構成した反面、閉幕式は大会を無事終えたことを一緒に祝うために、現代的で軽快な公演中心で組んだ」と明らかにした。閉幕式の公演チームは制作スタッフ1000人と共に、11日、高陽市一山(イルサン)のキンテックス練習場から平昌へ移動し、最終点検作業を行っている。出演者を開幕式(1200人)より300人ほど減らす代わりに、K-POPのような世界レベルの韓流文化と先端技術を積極的に活用すると言われている。ミュージカル演出家出身で閉会式(総演出ソン・スンファン)を指揮するチャン・ユジョン(42)副監督は以前「熾烈な競争を終えて一緒に楽しめる祭りの場にする計画」と明らかにした。開幕のときに平和巡礼を案内した「江原道5人の子ども」が再び登場し、もう一つの旅の案内役となる。開幕式で披露したドローンやバーチャル・リアリティ・拡張現実のような先端技術も登場する予定だ。
2022年冬季五輪開催国である中国が準備した特別な時間も設けられる。2008年北京五輪開幕・閉幕式の総演出を担当したチャン・イーモウ監督が、「北京8分」というタイトルの公演で4年後の五輪に“招待状”を送るというものだ。チャン監督は最近、中国メディアとのインタビューで「『北京8分』公演は、中国の国際的な地位、中国人が冬季五輪に持つ情熱を見せるのが目的」だとし、「先端技術と伝統を結合した中国の新しい姿を見せる」と明らかにした。
訳M.C
