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TV視聴者 50代以上が半数超える

登録:2013-01-11 22:53 修正:2013-01-11 23:03
地上波で50.4%…10年間で19.2%p↑
人口構成比 変化・若年層離脱が理由
放送会社、老齢化対応コンテンツを検討

 全体のテレビ視聴時間で50代以上の視聴率が半分を超したことが分かった。 大統領選挙結果まで左右したという分析が出てくる年齢帯別人口構成の変化が‘テレビの老齢化’も呼び起こしながら放送文化に少なからぬ影響を与えるという展望が出ている。

 11日<ハンギョレ>の依頼で視聴率調査機関TNmSが2012年12月1日から31日まで一ヶ月間の年齢帯別地上波視聴比重を調査した結果によれば、個人(4才以上)の視聴時間合計を100と見る時、50代以上が一日平均50.4%を視聴したことが分かった。 50代以上の視聴比率は10年前の2002年12月(31.2%)より19.2%高まったことになる。 個人視聴率とは一般的に視聴率と呼ぶ世帯視聴率とは異なり個人別に調査が成され年齢帯別・性別分析が可能だ。

 50代以上が視聴率に及ぼす影響が大きく増加したことは、何より人口構成比の変化によると分析される。 統計庁の人口住宅総調査で50代以上の人口は2000年の20.7%から2010年には29.6%に大きく膨らんだ。 若年層が以前よりテレビから遠ざかる傾向も影響を与えたと見られる。 キム・キフンTNmS分析マーケティング本部長は「人口構成比の変化と若年層のテレビ利用減少などにより調査対象集団の50代比率が高まり、増えた数字に合わせて50代以上の影響力がそのまま視聴率に反映されたと見られる」と説明した。

 放送会社はこのような変化を製作と編成にどのように反映させるかを検討して居る。 ドラマで‘どん詰まりコード’が続いて革新的コンテンツが期待より不足したことも視聴層老齢化と関連があるという主張も出ている。 SBSドラマ局高位関係者は「放送局では視聴率を金科玉条のように敬った結果、ドラマを製作する時に50代以上をより考慮しないわけにはいかない状況だ。 昨年話題になったケーブル ドラマ<応答せよ1997>のようなドラマは地上波では編成しにくい」と話した。

 <韓国放送>(KBS)ドラマ局関係者も「視聴率もそうで、最近では50~60代の購買力までが大きくなった結果、50代以上に一層気を遣わざるをえない」と話した。 <文化放送>(MBC)芸能局高位関係者は「芸能番組の場合、若年層に合わせてこそ話題になり流行を先導できるが、視聴率は反対に中壮年層を攻略してこそ高く出てくるので難しい」と語った。

ウム・ソンウォン記者 esw@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/569341.html 韓国語原文入力:2013/01/11 21:12
訳J.S(1189字)

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