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[社説]‘野党圏連帯の8日妥結’は必ず守れ

https://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/522227.html原文入力:2012/03/06 19:09 (2511字)

 ハン・ミョンスク民主統合党代表とイ・ジョンヒ統合進歩党共同代表が会って野党圏連帯問題を議論することにしたという話が伝えられ、政界では野党圏連帯の完全妥結を見込む予想が多かった。両党がこれまで水面下の実務交渉を通じて多くの難題を解消したという話も伝えられている。しかし昨日の会談結果はとりあえずは残念だ。交渉の完全妥結でなく‘8日までに交渉を完了する’というあいまいな内容だ。代表同士が大同に立った決断をして、行き詰った出口を開いて交渉に終止符を打つ‘領袖会談’の美を飾れなかった。
 それでも昨日の会談はそれなりの意味があった。何よりこれまで膠着状態に陥っていた野党圏連帯の交渉に青信号が点いた。交渉妥結期間を明日ときちんと決めて背水の陣を敷いたのも評価に値する。当初会談前に用意した共同発表文草案には‘2次会談を持つ’という内容だけだったが、二人の代表が会談過程で交渉妥結の期限を入れたという。それだけ野党圏連帯の緊急性を二人の代表が認識しているというわけだ。二人の代表が進歩新党にも野党圏連帯の議論に参加することを提案し、これに対し進歩新党側が肯定的な意思を明らかにしたことも意義がある。野党の努力しだいで4・11総選挙を前に‘野党圏大連帯’という大きい構図が描かれる可能性もある。

 民主党と統合進歩党はこの間交渉を通じて民主党が候補を出さない国会議員選挙区の数などについては大きく意見の接近を見たが、予備選挙を行う区や選挙戦の規則をめぐっては終盤の綱引きをしていると伝えられている。世論調査の質問内容のささいな表現一つが結果に大きな影響を及ぼすという点で両党が自分たちに有利な規則を定めようと激しく争うことは十分に理解できる。だが交渉をすべてしておいても終盤にささいな問題で意見が分かれて最終交渉が破綻することは非常に多い。両党がそのような誤りを犯してはならない。

 ハン・ミョンスクとイ・ジョンヒの二人の代表は昨日の会談に先立ち "国民の期待と願いを尊重して謙虚な気持ちで交渉に臨む"、 "小さな利益を追求せず、身を切られる痛みにも耐えなければならない" と話した。間違いなく正しい話だ。問題はこのような確約が話だけでなく実際の行動に現れなければならないという点だ。民主党と統合進歩党はまだ野党圏全体の勝利より自党の勝利という小さな利益に執着していないか、胸に手を当てて考えなければならない。両党の代表が共同宣言文を通じて国民に約束した‘野党圏連帯の8日妥結’の約束が口先だけの話に終わらないことを願う。

原文: 訳T.W