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「韓国人の社会的距離措置、映画館行く機会減ったが公園は増えた」

登録:2020-04-06 02:23 修正:2020-04-06 07:09
4日午後、ソウル汝矣島の漢江公園を訪れた市民たちが互いに距離を置いて座っている//ハンギョレ新聞社

 グーグルがユーザーの位置情報をもとに世界131カ国の「社会的距離措置」(ソーシャル・ディスタンシング)の実践水準をまとめた報告書(Community Mobility Report)を発表した。韓国は食堂や映画館、図書館などを訪れた割合は減少したが、公園などの開放的な公共施設を訪れた人の割合は増えた。

 グーグルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界への拡散後の2月16日~3月29日の期間に小売店や文化施設▽食料品店、薬局▽公園▽交通手段の乗換駅▽職場▽居住地域の6カ所を訪問した人の割合を、COVID-19拡散前の1月3日~2月6日の平均値と比較した報告書を2日(現地時間)に発表した。

 韓国の場合、先月29日に「小売店や文化施設(食堂、カフェ、博物館、図書館、映画館など)」を訪問した人の割合は、COVID-19拡散前より19%減少した。鉄道駅や地下鉄駅などの「交通機関の乗換駅」への訪問率は17%、「職場」は12%減少した。一方、広場、国立公園、海辺などの「公園」を訪れた割合は51%増え、「居住地域」にいる割合は6%増加した。

グーグルのソーシャル・ディスタンシング関連報告書(Community Mobility Report)による韓国の状況//ハンギョレ新聞社

 5日午前9時現在、世界でCOVID-19の感染者が最も多い米国(30万8533人)では、同じ期間に居住地にいた人の割合は12%増え、小売店や文化施設は47%、食料品店や薬局は22%、公園は19%、交通機関の乗換駅は51%、職場は38%と軒並み下落した。

 グーグルは今回の報告書に使われたデータと個人情報について「位置記録をオンにしていたユーザーから収集した情報を基に、グーグルマップの人気場所を示すのと同じ種類の集計方式によって報告書を作成した」と明らかにした。

チェ・ミニョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/935687.html韓国語原文入力:2020-04-05 15:58
訳D.K

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