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自国デモ隊をISと比較するなんて…ソウル駐在外信記者もビックリ

登録:2015-11-25 21:40 修正:2015-11-26 06:47
ウォールストリート・ジャーナルのソウル支局長、アラステア・ゲイル(Alastair Gale)氏のツイッター画面キャプチャ//ハンギョレ新聞社

 米国経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のアラステア・ゲイル(Alastair Gale)ソウル支局長が、集会・デモ参加者をイスラム国(IS)と関連付けた朴槿恵(パク・クネ)大統領の発言に対する驚きを隠せなかった。

 ゲイル支局長は24日、自身のツイッターに「韓国大統領が自国のデモ隊をISと比較した。これは本当のことだ」(South Korea's president compares local protestors in masks to ISIS。Really)として、シンガポール最大の日刊紙、ザ・ストレート・タイムズ(The Straits Times)の記事をシェアした。朴大統領の閣議での発言を取り上げた記事だった。同記事には、今月14日の民衆総決起集会現場の写真が載っていた。

 朴大統領はこの日午前の閣議で、「南と北が対峙している状況の韓国で、このようなこと(不法・暴力デモ)が起きたのは見過ごすことのできない出来事であり、テロによって全世界で多くの死傷者が出ている時に、テロ団体が不法デモに入り込んで、国民の生命を脅かすこともあり得る。特に覆面デモは禁止しなければならない。イスラム国も今そうしている。顔を隠して」と述べた。集会・デモをテロと関連付け、南北の“特殊な関係”を名分に、憲法が保障する集会・デモの自由を抑圧する“公安攻勢”を全面的に行う意向を明らかにしたものと見られる。

キム・ウォンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-25 10:44

https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/718992.html?_fr=mt2 訳H.J

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