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仁川市教育監、日本の教育委員会に歴史歪曲教科書反対の協力要請

登録:2015-07-22 22:34 修正:2015-07-23 08:45
イ・チョンヨン仁川市教育監 //ハンギョレ新聞社

 イ・チョンヨン仁川(インチョン)市教育庁教育監(教育委員会委員長に相当)が、来月に予定された日本の地方政府の中学校教科書採択を控えて、日本の教育当局者に歴史を歪曲した教科書を選ばないように訴える書簡を送った。

 イ教育監は22日、仁川の姉妹都市である横浜市の教育委員会の岡田裕子教育委員長宛てに書簡を発送した。

 イ教育監は、この手紙の中で「若い世代に相互協力的で明るい未来を保障するためには、正しい歴史認識が非常に重要だ」とし「このためには、歪曲されたり、偏向的な歴史教科書が採択されないように、積極的な協力が急がれる」と強調した。

 続いて「中学校教科書の採択に関する仁川教育家族の心からの懸念が、いかなる政治的考慮や誤解なく、教育委員長と教育委員の方々に伝わることを願う」と付け加えた。

 イ教育監のこの手紙は、韓日市民団体を通じて日本当局に伝えられる予定だ。

 仁川市教育庁は今月、仁川地域の小中高校で行った署名運動に参加した学生や教職員12万6千人の署名も、市民団体を通じて日本の文部省と各地域の教育委員会に送る計画だ。

 この署名運動は、日本軍慰安婦と強制連行など加害事実を記述し、近隣諸国を考慮した内容の教科書を採択する内容を盛り込んだ国連の勧告を、日本が履行するよう促す形で進められた。

 仁川市教育庁は、今後4年間、日本各地で使用される中学校教科書が来月採用されることを考慮して、今月から仁川地域500の小中高校で日本の歴史歪曲教科書の採択に反対する授業を行っている。

キム・ヨンファン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力::2015-07-22 15:09

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/701300.html  訳H.J

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